気がつけばどんどんたまってしまう、子どもの作品。自分も子どもも納得する選定や保管方法を工夫し、片づいた家をキープするアイデアを紹介します。小学生の子ども2人と団地暮らし。大量のものを手放し生活が快適になった経験から、すっきり暮らしの情報発信や片づけサポートの仕事をしているかさもさんが語ります。

かさもさん子どもの作品
放っておくと増えがちな子どもの作品を大切にするアイデアとは?
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子どもとの思い出のために考えた、わが家のルール4つ

私はものに対して、下記の思考を大切にしています。

・物量を把握しつつ、大切にできる量だけ持つ
・思い出の品は、すぐに見返すことができる状態にする

そのうえで、なかなか捨てられず増えがちな子どもの作品を、子どもの成長やがんばりを本人と一緒に振り返りながら保管するためのルールを決めました。

季節のイベントの作品は大切に残し、必ず飾る

子どもの作品

子どもたちが保育園の頃につくった作品は、かわいらしくて季節のイベントにまつわる作品も多く、私にとって思い入れが強いものが多いと感じます。これらは、毎年飾りたいと思うものを厳選しています。

たとえば、わが家にはクリスマスツリーがないので、子どもがつくったツリーの切り絵を毎年飾っています。お正月も鏡餅は買わずに、子どもが描いた鏡餅の絵を。どれも味があってとても気に入っています。

現在は秋に飾る作品がないので、今後つくってもらおうかなと考えています。

写真がついているもの・手形があるものは残す

子どもの作品

子どもの写真がついている作品や、保育園の先生がつくってくれたお誕生日・修了証カードなどは、写真とともに見返すことができるので、記憶が蘇りやすいです。それに、わが家にはない写真なので手放し難い作品です。

また、手形がある作品も小さい頃の手の大きさを感じられるので、すべて残しています。

子どもがお気に入りの作品を選び、期間を決めて飾る

子どもの作品

小学生になると、年度末に1年分の作品を持って帰って来ることが多いですよね。わが家では、子どもにお気に入りの作品を2つ選んでもらい、1年間子ども部屋に飾るようにしています。

そのとき選ばれなかった作品は、必ず“子どもと一緒に”写真を撮ってデータで残します。その理由は、将来「こんな小さな手で描いたんだな」「こんな身長のときにつくったんだな」と思い返すことができるからです。作品だけで撮影するよりも、思い出が濃くなると感じます。

自宅での工作も、子どもと期間を決めて飾る

子どもの作品

最近工作にハマっている長女は、家でも作品をつくっています。アイデア豊かで成長を感じますし、私にもたくさんプレゼントしてくれます。

ですがすべては残しておけないので、子どもと期間を決めて、スツールの上に飾ります。期間は約1か月、手放すときは新たな作品と交換するようにしています。

私の判断だけで手放さず、できるだけ子どもの気持ちに寄り添い、一緒に決めることを大事にしています。