衣替えの時季。秋冬服がたくさんあるはずなのに、着たい服がない…。そんな悩みはクローゼットを改造すれば解決します!
「あけたときに楽しくなるクローゼットを目指しましょう」と話すのは、パーソナルスタイリストの霜鳥まき子さん。1万人以上のパーソナルスタイリングを手がけてきた霜鳥さんに、エッセ読者宅のクローゼットを改造してもらいました。
本当に使うものを残せば心ときめくクローゼットに
「クローゼットを見てげんなりするのは、そこに自分のだらしなさが現れているから。買ったのに着ていない服や、手入れをおこたってシワシワになった服が目に入ると、どこか責められている気になりますよね」と霜鳥さん。
思いきってすべきことは、「いつか着るかも」と処分を先延ばしにしている服を、潔く手放すこと。キーワードは、「幸せ服」です。
「幸せ服とは、着るたびに心がときめき、自分らしくいられる服。そんな服が並んでいれば、見た目がすっきりするだけでなく、あけるたびにウキウキする空間に、生まれ変わります」
気分が上がるクローゼットづくりは、3ステップで実現。洋服の量ではなく、質が勝負です!
【Step1/中身をすべて出す】
服、カバン、靴下まで、すべてを出すのがポイント。もっていたことすら忘れているアイテムが、続々出てくる!?
【Step2/「幸せ服」をセレクト】
着ていない服、使っていないカバンは思いきって処分。残った「現役服」から、とっておきの「幸せ服」を決めます。
【Step3/出しやすく収納する】
この時点で、ものの量はかなり減っているはず。あとはアイテムを使いながら、クローゼットにつめていきます。
まず大切なのは、中身を全部出し、もっている量を把握すること
ここではエッセ読者Kさんのクローゼットで、Step1を実践しました。
【エッセ読者・Kさんのプロフィール】
夫、長男(10歳)、二男(8歳)の4人家族。
「よく着る服はタンスに入れていて、クローゼットの服はほぼ着てないかも…。グチャグチャで、あまりあけたくないのが本音です」
●服やカバンをすべて出す
トップスとボトムス、半袖と長袖が混在している引き出し。カバンや小物が山積み状態…。カオスとなっているクローゼットを整理する第一歩は、手持ちのものを把握することから。早速スタート!
「われながら、こんなにもっていると思わなかった…」と服の山に圧倒されるKさん。「これ、ホントに全部着てるの?」と霜鳥さんの鋭いツッコミに苦笑い。
なかにはタグがついたままのものも…。
●薄手のトップス、パーカーなど、ざっくりとジャンルに分ける
トップス、スカート、パンツなど、ジャンルごとにざっくりと分類していきます。明らかにいらないものはこの時点でゴミ箱へ。
「いる/いらない」は、深く考えなくてもOK。「フレアスカートが多い」など、自分のクセを把握することが大切です。
霜鳥さんからは「Kさんはトップスが多いですね」と指摘が。全部出してみることで、クセが把握できます。
収納がうまくいかないと、自分でもどんなアイテムをもっていたか、忘れてしまいます。毎朝のコーディネートが楽しくなるようなクローゼットづくり、まずはその第一歩から始めてみましょう。