仕事と子育てと家のことと。毎日バタバタで、きちんと家計管理できていないかも…という方、意外と多いのでは?
そんな方にぜひ紹介したいのが、パート主婦・池上理恵さん(仮名)のケース。年間100万円の貯蓄を継続中で、12年前に購入したマイホームのローンも、完済まであと4年!
その貯まる秘密を知るために、とくに忙しい出勤前の朝、池上さんがルーティンワークにしていることを探ってみました。

●池上理恵さん(仮名・広島県・41歳)のプロフィール

・年間貯蓄100万円
・夫(45歳)、長男(13歳)、二男(11歳)の4人家族。
・独身時代から貯蓄が得意で、主婦雑誌を愛読。
・夫のボーナスや月の黒字も貯金に充てて、年間100万円の貯蓄を継続中!

1日、1週間、1年間…常に先を見据えて行動

パートに出社する前に池上さんを自宅で直撃。すると、スマホでなにやら写真を撮る姿が。
「ホワイトボードに書いておいた、買い物メモを撮っているんです。普段から必要なものをメモしておいて、パート帰りに写真を見ながら買い物することで、ガソリンも食費もムダになりません」

パートがない日は、子どもの野球の試合などの予定に合わせて、弁当や夕食のおかずをつくりおき。食材の使い残しとも無縁です。

さらにライフプランを作成し「長男が高校1年生の時点でローン完済」と目標を設定。家計簿で出費をチェックしたり、パート時間を増やして貯蓄額をアップする努力も。
「一歩先を予測することで今すべきことがわかり、生活にメリハリが生まれ自然とお金が貯まります」

そんな池上さんの平日の朝は、5時30分から始まります。それから9時15分に出社するまでの、朝の生活に密着しました。

●朝食・弁当づくり:冷凍食品を取り入れ総菜に頼らず節約

お弁当を盛りつける様子
彩りゆたかな弁当。その中身は…?
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弁当には、つくりおきのおかずとともに冷凍食品も。
「すべて手づくりにこだわると、疲れて総菜に頼りがちに。ときには冷凍食品を活用し手を抜いた方が結局は節約できます」

冷凍庫に冷凍食品が入っている様子

冷凍食品はいざというときの救世主!

●掃除:きれいな家だと心が整いお金が貯まる

玄関先を掃く様子

毎朝、玄関先を掃く池上さん。

「部屋の乱れは心の乱れ。家の中が散らかっていると、お金の使い方もだらしなくなるので、家をきれいにキープするよう心がけています」

トイレ掃除の様子

玄関の次はトイレをピカピカに。

リビングの掃除の様子

そしてリビングを掃除するのがルーティーン。

●スケジュール確認:アプリに入力した家族の予定を確認

スマホでアプリに入力した家族の予定を確認する様子

スケジュール管理のアプリ『TimeTree』に、パートの日程、子どもの行事、夫の休日などを入力。

「この先、忙しくなる日を予想しながら、今やっておくべき家事や用事を決めます」

●在庫チェック:冷蔵庫にはったボードで在庫を管理

スマホでホワイトボードを撮影する様子

買いたすものをメモしたホワイトボードを撮影してから買い物へ。

「ボードの下の方にはふせんがあり、左側には冷蔵庫の在庫をメモし、重複買いを防止。右側には、近々買う予定の子ども用品などを記入し、お金を準備します」

この工夫で食材のムダを防ぎます。