ダイエットやアンチエイジング、さらには生活習慣病の予防にも効果があるといわれているオリーブオイル。「必須脂肪酸のオレイン酸を多く含み、加熱しても酸化しにくいのが特長です。収穫や抽出方法の違いにより価格差がありますが、高いものがおいしいとは限りません。いろいろな種類を試して好みの味を見つけましょう」。

 そうアドバイスするのは、調味料の使いこなし術で定評のある料理研究家・青木敦子さん。上手な使い分けを聞いてみました。

オリーブオイルの特徴を知って上手に使いこなそう
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2種類のオイルの使い方を押さえよう

 店頭で目にするオリーブオイルはおもに2種類。「エクストラバージン」は酸度が0.8%以下の未精製オイル、「ピュア」は精製したオイルにバージンオイルを混ぜたものを指します。

●エクストラバージンオイル

 風味や香りが高く、ドレッシングやマリネなど生食のほか、揚げ油にも向きます。野菜ジュースに加えたり、オレンジやイチゴなどの果物にかけるのもおすすめ。

●ピュアオイル

オリーブオイルの特徴を知って上手に使いこなそう
 軽くてクセがない

 炒め物やソテーなど加熱する料理に向きます。エクストラバージンに比べて香りが弱いので、強い香りが苦手な人や料理をあっさり仕上げたいときに使うとよいでしょう。