東京都武蔵野市にある動物園・井の頭自然文化園には170種を超える動物がいます。そのなかの動物たちの最近の様子を、職員さんが撮影した写真とともに紹介していきます。
アタックしてくるカワウソに、気まぐれなヤマセミ…井の頭自然文化園の最新情報をレポート!
●つぶらな瞳のハリネズミ
すべての画像を見る(全5枚)こちらは管理事務所で飼育しているヨツユビハリネズミの「ヨツバ」です。イベントなどで、お客さんが近くで観察したり触ったりすることができるよう、人に慣らすトレーニングを行っています。
背中の針は護身用。敵に襲われたときは丸くなってボールのようになります。
●長靴に向かってアタック!ユーラシアカワウソ
ユーラシアカワウソのハナ(メス)です。井の頭自然文化園には2017年5月にやって来ました。
夕方にはエサをねだって、柵越しに飼育係のあとを追いかけます。朝は掃除のために巣箱のそばを通ると、声を上げて飛び出してきて長靴にアタックされます。
●モップのようなハサミを持つモクズガニ
水生物館のモクズガニです。2本のハサミ脚にびっしり毛が生えているのが特徴。
ただの飾りではなさそうで、この毛についた珪藻(ケイソウ)という小さな植物をエサにしていると言われています。
●顔つきの違いをチェックしてみて!ヤクシカ
ヤクシカのメスです。同じヤクシカでも、こうして並べてみるとずいぶん顔つきが違うのがわかります。顔つきだけでなく、体型や性格なども1頭1頭違っていたりします。
毎日見ている飼育係は、そういった細かい違いから個体を見分けることができます。
●飼育係と遊びたい!?ヤマセミ
大きなくちばしが特徴のヤマセミ。飼育係がエサの魚を手から食べさせることがあるのですが、とても気まぐれなので近くに下りて来てくれないこともあります。
また、魚ではなく飼育係の手をわざとつついてくることも(!)。立派なくちばしですから「かなり痛い」そうです。
【写真・情報提供:井の頭自然文化園】
東京都武蔵野市にある都立の動物園。井の頭恩賜公園の一角にある。開園は1942年5月17日。公式ホームページ「井の頭自然文化園」で園についての情報を発信している