自然光が入る場所で撮ったり、グリーンをからめたり…。「インスタ映え」する写真を撮るためには、いろいろな工夫があります。
「『光を取り入れる』というのもおすすめです」とアドバイスしてくれたのは、写真教室を主宰する西村りつ子さん。100均やイケアで購入できる「ワイヤーライト」を使ったテクニックを教わりました。
可愛い写真から幻想的な写真まで!ワイヤーライトで映える写真をつくる
最近100円ショップでも人気となっているワイヤーライトは、形や色もさまざま。イケアやアマゾンでも、1000円以下で長めのライトを売っています。
これらのライトは、じつはとってもフォトジェニックなんです。
今回は、これらを使った写真と、その撮り方を紹介したいと思います。
まずはいつものテーブルフォトに、ワイヤーライトをプラスしてみましょう。
テーブルやトレーの色に合わせて、銅の色のワイヤーライトを選びました。悪目立ちせず、すんなりとなじんでくれる印象です。S字のように置くことで、やわらかさや奥行きをプラスしてくれます。
さらに印象的な写真にするために、少しカップを持ち上げて、上から撮ってみました。ワイヤーライトが玉ボケになってくれるので、かわいい雰囲気がUPします。
こうしていろんな角度から撮ってみることも大切です。思ってもみなかった写真が撮れるかもしれませんよ。
●暗くしたり、壁にはりつけたり…。ライトひとつでさまざまな雰囲気の写真に
次に、ドライフラワーと布とを組み合わせてみましょう。白の布を敷いたので、ワイヤーライトもシルバーのものに。少し暗めに撮ることで、ライトの存在感が強調され、大人っぽい雰囲気になります。
小さく光ったライトと大きく光ったライトが見えると思います。これは、ワイヤーを曲げて少し立つように置いているからです。近くのライトははっきりと。遠くのライトは玉ボケとして写るので、ランダムに光っているように見えるのです。
ライトの置き方ひとつで写真に変化が出るので、いろんな置き方してみるといいですよ。
被写体を人にするときは、こうしてつるすのもおすすめです。こちらは、壁に紐を渡して、その紐にライトをかけています。
壁にもワイヤーライトをセロテープではりました。ライトが小さいワイヤーライトはとても軽いので、セロテープで十分壁にくっつきます(壁紙がはがれたりしないか確認してはってください)。
2つのライトの間に立ってもらうとライトが水玉模様のように写って、とてもかわいい雰囲気に仕上がりました。
逆に暗めに撮ると、玉ボケが更に際立って、イルミネーションの中にいるようになります。
子どもたちも、いつもと違う写真に、とても喜んでくれました。なにもないテーブルや壁をフォトジェニックな空間に変えてくれるワイヤーライト。ぜひ、写真に取り入れてみて下さい。