東京都武蔵野市にある動物園・井の頭自然文化園には170種を超える動物がいます。そのなかの一部の動物たちの最近の様子を、職員さんが撮影した写真とともに紹介していきます。
2019年(平成31年)の干支は亥(イノシシ)! 井の頭自然文化園にも新顔のイノシシが仲間入りしました。
かわいすぎる動物たち。元気いっぱいな子イノシシも登場!
●2019年の顔!子イノシシが仲間入り
すべての画像を見る(全6枚)このイノシシは2018年の11月に来園したばかりの新しい仲間です。今年の夏に生まれたのでまだ体はオトナよりひと回り小さいですが、元気いっぱいに運動場を動き回っています。
鼻で地面を掘るのが大好き! いつも鼻先が土で真っ黒になっています。
●じつは忘れんぼう?のニホンリス
ニホンリスはクルミなどのエサを地面に埋める貯食行動がよく見られますが、そのままどこに埋めたのかを忘れてしまうこともしばしばあるようです。
写真のリスが持っているのはロープの切れ端。なにか食べられるものが付着していたのか、しばらく大事そうに抱えていましたが、その後捨てていました。
●白い毛が特徴のタヌキのポン
タヌキのオス、名前はポンです。体の毛が白いのが特徴。これは年を取っているからということではなく個体差によるもの。きちんと姿勢を正しているように見えますが、目は眠そう。
タヌキは東京都内の住宅街でもときどき見かけることがありますよね。
●太陽の光が気持ちよさそうなヤマアラシ
アフリカタテガミヤマアラシが仲よく並んで日向ぼっこ。写真左側がオスのペロ、右側がメスのイロハです。2頭とも小さい目をさらに細めて、とても気持ちがよさそう。
イロハがかゆいところをカイカイする一瞬をとらえました。
●ヤマネコの「シャー!」は元気の証
こちらはアムールヤマネコのメス、ミズキです。
飼育担当が掃除のために部屋に入ると、高いところにいて見下ろされることがしばしば。そのままじっと見ていたり、カメラを向けたりすると写真のように「シャー!」と言われます。
この「シャー!」を聞ければ元気であることの証。飼育係の日課になっています。
【写真・情報提供:井の頭自然文化園】
東京都武蔵野市にある都立の動物園。井の頭恩賜公園の一角にある。開園は1942年5月17日。公式ホームページ「井の頭自然文化園」で園についての情報を発信している