インターホンの室内モニターの取りつけ位置。家づくりの際にこだわっておかないと、訪問者が来るたびに、意外な手間や移動距離が生じることに。家事やテレワークに影響してしまうこともあります。なんとなくリビングの入口に設置してしまった日刊住まいライターが、日々感じるストレスについて語ります。間取りによっては、子機やスマートフォンにも対応した製品を検討するのもアリ!

わが家のインターホンの設置場所
リビングの入口に設置したインターホン。住み始めると、とても使いづらいことが判明!
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無計画だったわが家のインターホンの設置場所

そもそも、インターホン(室内に設置する、モニターのある親機の方)は家のどこに設置するものなのでしょうか?

以前住んでいたマンションや実家では、リビング入口のドアのすぐ横にありました。インターホンはそのあたりに設置するものだ、となんの疑問もなく思っていた筆者。実際、それで当時は不満に思うこともありませんでした。

そんな筆者ですから、1年ほど前、ハウスメーカーで注文住宅を建てる際も、インターホンの設置場所には無とんちゃく。「なんとなくここ」のイメージで、リビング入口付近に決めました。

これが、とても残念な結果を招くことになるのです。

 

コロナ禍によって不便さが浮き彫りに…

コロナがまん延したことで、生活様式が随分と変わってしまいました。普段からネットショッピングの多い筆者にとって、宅配サービスは必要不可欠。今では、荷物の対面受け取り不要な「置き配」という選択肢まで登場、ピンポンされても玄関に出なくてすむようになりました。

そうなると、今度はインターホンの場所まで移動するのが面倒になってきたのです(笑)。

コロナ以前は、荷物の受け取りにそのまま玄関に出る必要があったので、移動のついでという流れでインターホンを操作。別に不便は感じていませんでした。

それが、「置き配」だと、以下のような流れとなります。

【チャイムが鳴る → インターホンまで移動して、だれかを確認 → 宅配だった → 「玄関先に置いてください」と返事】

言ってしまえば「返事をするためだけに、わざわざインターホンのところまで行かなくてはいけない」わけです(置き配指定しても、ピンポンする業者としない業者がある模様)。

宅配からは話がそれますが、訪問営業を断るのも、置き配と同じ流れになるのでやはり面倒。マンション暮らしから一戸建てに住むようになって、営業訪問が増えました。ピンポンされるたびに、思わずため息が…。テレワークや作業に集中しているときなどは、とくにインターホンの位置に不便さを感じます。

家づくりの際は、もうちょっと設置場所を検討してもよかった、と少し後悔。今さら別の場所に移せないので諦めていますが、モヤモヤしています。

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