日に日に寒さが厳しくなり、冬支度をする時季ですが、冬支度をするのは動物たちも同じ。

フクロウやテン、ヤギ、ヤクシカ…。冬の訪れを感じさせる井の頭自然文化園の動物たちの様子をご紹介します。

かわいすぎる人気動物たち。冬の訪れをじっと待っています

●毛の生えかわり途中のテン

ホンドテン
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夏と冬で毛色がすっかり様変わりするイタチ科のテン。いまは夏毛から冬毛にかわる途中で、これから顔全体が白い毛になります。

寒くなると、こうやって日当たりのいい場所でウトウトしていることがときどきあります。

●キリッとした表情のシロフクロウ

シロフクロウ

キリッとした眼差しで遠くを見つめているのはシロフクロウ。

北極圏周辺にいるため暑いのはとても苦手。夏のあいだはミストや扇風機で調節しながら飼育しています。寒くなるこれからの季節は彼らにとって過ごしやすい季節です。

おなじみの動物のこんな表情も。ヤギのヒゲはまるでサンタクロース!

●メスでもヒゲ!のヤギ

ヤギヒゲ

立派なアゴヒゲが生えていますが、メスのヤギ、クッキーです。ヤギはメスにもヒゲが生えているんです。まるでサンタクロースのような白くてフサフサとしたヒゲと、くるっと丸まったツノがチャームポイント。

●立派な角に草を絡めるヤクシカ

ヤクシカ

こちらは乾草を被ったヤクシカのオス。エサの乾草を食べている最中に乾草を被ってしまったのか、それとも彼なりの寒さ対策なのか、乾草が角に絡まった状態でこちらを見てきました。この後どうやって取ったのかは謎です。

●体のケアをするモルモット

爪きり

井の頭自然文化園には常時180頭ものモルモットがいます。休園日には1頭1頭、爪切りや触診などの健康チェックを行います。そのほか、毎日温度管理などをしっかりと行い、寒さで体調を崩さないよう気を配ります。

たくさんのモルモット

ちなみに、モルモットの毛色や毛並みはじつにさまざまで、1頭1頭違います。お気に入りの1頭を見つけるのも楽しいですね。

【写真・情報提供:井の頭自然文化園】

東京都武蔵野市にある都立の動物園。井の頭恩賜公園の一角にある。開園は1942年5月17日。公式ホームページ「井の頭自然文化園

」で園についての情報を発信している