部屋の模様替えも視野に入れて、いろんな雰囲気のインテリアを楽しみたい。そんな人が、もし家具選びに迷ったら、白いものを選んでみましょう。さまざまなテイストのインテリアになじみやすいうえに、リメイクもしやすいです。インテリアブログを主宰する日刊住まいライターが、自宅の白い家具を絡めたインテリア術を紹介します。

棚
白い家具なら、いろんなテイストのインテリアに合わせやすい
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白い家具はどんなインテリアにもなじみやすい

定期的に部屋の雰囲気を変えたくなる筆者。かつては、家具の買い替えをすることも多く、そのたびに手間をかけて模様替えをしていました。しかし、一軒家に腰を据えてからは、できるだけ買い替えをせずリユースを心がけています。そこでカギになってくるのが「白い家具」です。

白い家具は、幅広くインテリアのテーマとマッチしやすく、リメイクもやりやすいという特徴が。汚れやすい、キズが目立ちやすいという不安要素もありますが、筆者は夫婦ふたり暮らしで、ある程度対策をしているので、今のところ問題を感じてはいません。

 

●ホテルライクなシンプルインテリア

飾り棚

こちらの白い棚は、無印良品の「壁に付けられる家具」。オンライン限定商品です。土台を白にしておくと「高級感」や「存在感」のある雑貨を控えめに飾るだけで、うまくまとまりやすいです。

また白い家具に合わせて、黒・グレー・ブラウンなど落ち着いたカラーの雰囲気のある雑貨を飾ると、「ホテルライク」な雰囲気を簡単につくることが可能です。

 

●北欧風の優しいインテリア

棚の中の暖色系のインテリア

白い家具に、やわらかい色調とブラウンやグリーンなどのアースカラーを少し合わせれば、北欧っぽいインテリアをつくり出せます。

差し色をイエローにすると、暖かく明るい雰囲気に。小鳥の雑貨は、じつはペーパーナイフ。よく使うものなので、雑貨として飾りながら使っています。

 

棚の中の寒色系インテリア

また同じ北欧系でも、合わせる色調をブルーやグレーなど寒色に変えると、クールで冬っぽいコーナーのでき上がり。

ひとえに北欧といっても、使う色合いで真逆の雰囲気に。メインの雑貨を交換するだけでも、バリエーション豊かなインテリアを楽しめます。

 

●海外風の大人ガーリーインテリア

インテリア雑貨

「大人ガーリー」なテイストにしたいなら、淡い色やゴールドを使います。またポスターがあると、お手軽にそれらしい空間に。ここでも使っているのは無印良品の「壁に付けられる家具」。このシリーズはとても使い回しがしやすいので、わが家のさまざまなところで活躍しています。

 

白い家具ならリメイクもしやすい

●インテリアシートで簡単リメイク

カウンターテーブル

もし、シンプルな白いデスクに飽きてきたら…。たとえば、天板をつくり替えることで、簡単にイメージチェンジできます。最近人気のインテリアシートを使うのも手。色や柄も豊富にあるので、まったく違う雰囲気を楽しめて、模様替え効果も高いです。

もともとは「ホワイト骨組み×ガラス天板」のデスク。薄いベニヤ板にインテリアシートを貼り、天板にしただけで、ガーリーなデスクになりました。

 

●天板をDIYして雰囲気を変える

カウンターテーブル

また、カフェのようなナチュラルインテリアをつくりたいときは、天板を木材でDIYすればOK。写真は、わが家の白いテーブルに、DIYした天板を載せた事例です。

方法は以下。ホームセンターなどで、テーブルトップよりも少し大きめにベニヤ板をカットしてもらいます。その上に、SPF材などを並べて貼りつけ、オイルやペンキで着色。このオリジナルの天板をテーブルの上に載せるだけです。白いテーブルが、味のあるテーブルに変身!

 

●白い家具ならペイントで色を変えるのもあり

ペンキ

ホワイトなら上に塗る色に影響なし。ペイントで好きな色に塗り替えてイメージを変えるのも手軽です。濃いめの色はもちろん、淡い色味でも着色しやすいので、好きな雰囲気に家具を一新できます。

 

白い収納家具

昨今、大型家具の買い替えがますます難しいと感じています。クリーンセンターに運ぶのも、粗大ゴミとして回収してもらうにも、家の前まで運ぶのは大変。

できるだけ長く、うまくつくり替えながら使い続けたいと思う筆者。家具選びに迷ったら、シンプルな白い家具を。この法則は、かなり有効だと感じています。

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