結露や部屋の寒さが気になったら、内窓リフォームの検討を。7年前に家を建てた日刊住まいライターは、ペアガラスにしたのに結露が発生。2年後に内窓リフォームをしました。その後は室内干ししても結露せず、室内も快適に。さらに、くもりタイプの内窓を採用することでカーテンをあけていても、プライバシーを守れるように。その様子や費用をレポート。補助金を受けられるケースもありますよ。

二重サッシにリフォームした窓
寝室として使っている和室。内窓リフォームして冬場もぐっすり。結露ふきからも解放された
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ペアガラスにしたはずなのに…気になる「冷気」と「結露」

自宅のペアガラス

筆者は夫婦と息子2人(3歳・2歳)の4人暮らし。7年前に注文住宅を建てました。窓には、遮熱、断熱、結露防止に効果的だと言われているペアガラスを採用。しかし住んでみると、冬場の冷気が気になるように。

筆者は和室に布団を敷いて寝ているので、床面にスーッと流れ込んでくる冷気をもろに感じていました。そして、室内干しをすれば、窓の四隅に結露が発生します。

以前住んでいた家の1枚ガラスと比較すれば、確かに結露や冷気は少ないです。ただ、ペアガラスでも冷気や結露がまったくないわけではないのだ…と痛感。

 

やっぱり快適な家がいい!思いきって内窓リフォームを決意

夫と相談した結果、快適性を重視して断熱性アップと結露を防止する内窓をつけることに。冷気と結露がとくに気になる1階と2階の寝室のみリフォームしました。

 

リフォーム後の和室の4枚建て窓

こちらがいつも寝室として使っている1階和室の4枚建て窓です。

 

和室の枠の色

内窓の窓枠やサッシのカラーは、和室の鴨居や柱の木材と合わせて統一感を持たせました。

 

2階の洋室の内窓

続いて義理の両親などが、泊りに来た際に使う2階の寝室。ここの内窓も、窓枠のカラーに合わせました。

 

2階の窓サッシのリフォーム

上の写真のように既存の窓枠に内窓を設置するだけの工事。なのでわが家の場合、午前中のみで終了しました。これらのリフォームにかかった費用は40万円程度でした。

筆者がリフォームした5年前は、残念ながら活用できていませんでしたが、現在は、国や自治体の補助金対象に。たとえば、環境省では「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」として、戸建住宅1戸当たり120万円を上限に、補助対象経費の3分の1が戻ってくるそうです(※)。

※補助金支援事業は、予算額が設定されているため、補助金予算の上限額まで達することが判明した場合、公募受付を終了することがあります

 

窓サッシのロック部分

リフォーム後の感想はというと、とにかく断熱性がケタ違い。冷気を感じず、さらに部屋干しをしても結露がまったくつかないことに感動です。

また、くもりタイプのペアガラスを採用したことによりカーテンをあけた状態でもプライバシーを確保。冬場の睡眠の質が上がり、面倒だった結露のふき掃除からも解放されて快適性が格段にアップしました。