夜の帰宅の際、手元や足元が暗くて、玄関前で不便な思いをするのはよくあるもの。鍵が見つからない、つまづいた…そうした面倒やリスクは、玄関に人感センサー照明を採用することで解消されます。1年半前にハウスメーカーで注文住宅を建てた日刊住まいライターが、その使い勝手を紹介。

筆者の家の玄関内
夜の帰宅時は、自動で照明がつくだけでも安心感が
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人感センサー照明が安全、安心につながる

1年半前にハウスメーカーで家づくりをした筆者。間取りや設備などがおよそ決まった段階で、インテリアコーディネーターと照明の打ち合わせをすることに。照明の種類や数とともに、センサーのことも話題になりました。そこで、夫と相談し、玄関には人感センサーのある照明を採用することに。

ちなみに、以前住んでいた賃貸マンションに、センサー照明はありません。両手に荷物を抱えて、ときには眠っている幼い娘を抱えて、暗いなか手探りで照明のスイッチを探していました。

また、暗い時間に、娘が走って玄関に入ろうとして、入り口の段差につまづいて転んでしまったことも。

新居では、人感センサー照明を玄関に採用したおかげで、筆者だけではなく夫と4歳の娘も、安全に家に帰ることができるようになりました。具体的に、その様子を紹介していきます。

 

明かりがつくとホッとする。そしてとても便利

わが家が採用した人感センサー照明は、玄関ポーチと玄関の中にあります。玄関ポーチは、玄関に人が近づくと点灯し、玄関の中は、ドアをあけようとするタイミングで点灯するように設定しています。

 

玄関扉の前

夜遅くに帰宅して、玄関に近づくと明かりがつくおかげで、「おかえり」と迎えられるような安心感とあたたかさが。毎晩帰宅の遅い夫は、その恩恵をとても強く感じているそう。

 

バッグの中の鍵を探す

手元が明るいのは、なにより便利。ドアをあけるために鍵を取り出すことも、鍵をあけることも、とにかくスムーズです(じつは筆者の家は、スマートキーも採用したのですが、反応が悪く、人感センサー照明に助けられていることがしばしばあるのです)。

ちなみにわが家は、雪が多く降る地域にあります。玄関ポーチには氷が張るため、とくに滑りやすい場所なのです。そんなときにも足元が確認できるので、転ぶ危険性も減ります。活動的な小さい子どもがいる今、そして、将来筆者夫婦が年齢を重ねていくことを考えると、とても安心。

 

両手がふさがっていても、子どもがいてもラク

玄関内の照明が点灯した状態

玄関ドアをあけると同時に、玄関の明かりがつきます。玄関の照明器具は、筆者が気に入ったデザインのものを購入したので、この光のお迎えがとてもうれしい!

玄関は、床上になにか置いてあるときもあるし、段差もあります。ですので、明かりがついているだけで、両手に荷物を持っていても、娘が先に玄関に入ろうとしても、とても安心できるのです。

手探りでスイッチを探す必要がないのは快適です。スイッチの場所は、子どもにとっては位置が高く届きにくいもの。人感センサーなら、子どもでも簡単に点灯できるので、これもうれしいポイントです。