梅雨時の湿気対策は、家づくりでしっかり考えておきたいポイントです。また、室内干しが増える時期でもあるので、そのための考慮も。ハウスメーカーで注文住宅を建てて10年になる日刊住まいライターが、採用してよかった設備や、プラン上の工夫をレポートします。なんとかなると採用せず、その結果、不便を感じている後悔ポイントも!

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梅雨どきの湿気対策には、設備や間取りの工夫が大事。家電だけではどうしようもないことも!
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吹き抜けのシーリングファンが、湿気分散にも活躍!

吹き抜けのシーリングファン

筆者の家では、リビングの吹き抜けの天井に、シーリングファンを採用しています。天井が高いとエアコンの効きが、悪くなるのではないかとの懸念からです。

家づくりの当時、ハウスメーカーの担当者に相談したところ、「シーリングファンは室内の温度調整だけでなく、湿度も分散してくれる」と説明を受けました。

実際に住んでみて、ファンのおかげで、空気の流れができて、よどみはなく、湿気がたまっている印象は受けません。前の家では感じていた、梅雨どきイヤなカビ臭の発生は、軽減されているようです。

いちばんよいと思ったのが、風を直接体に感じることが、ほぼないことや静かなこと。洗濯物もシーリングファンの下では乾きやすいと感じています。