洗面室は家全体からすると小さなスペース。でも、手洗い、メイク、洗濯、脱衣…意外なほど多くのことをする場所です。当然、多くの収納も必要に。小さくても使いやすい収納場所をつくり、すっきりさせるには、設計の工夫が大事。使いやすい洗面室の収納の考え方について、一級建築士の新井崇文さんが解説。自身の設計した事例を交えて、家づくりやリフォームに役立つアイデアなどを紹介します。

洗面室
洗面室は、使い方やライフスタイルによって、収納するものが大きく変わる
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洗面室に必要な収納は、どういう使い方をするかで異なる

洗面所の収納

まずは洗面室に必要な収納について、まとめてみましょう。

 

●洗面室としてのみ使う場合

洗面室は洗面ボウルやミラーがあり、水を使う場所。手洗い、洗顔、歯磨き、スキンケアやメイク、ドライヤーやヘアケアなどを行います。というわけで、それらに必要な家電や用品の収納が必要に。洗面室でなにをするか、必要な持ちものの分量はどうかを計画時に確認しておきたいところです。

 

●脱衣室も兼ねている場合

洗面室が入浴時の脱衣室も兼ねている場合、タオルのほか、下着、パジャマなどの衣類も収納する場合があります。これら衣類収納の要否は、住まい手の生活スタイルによって異なるので、計画時に意識しておきたいところです。

 

●洗濯スペース(ランドリー)も兼ねている場合

洗面室に洗濯機があり洗濯スペース(ランドリー)も兼ねている場合、洗剤、柔軟剤、ネットといった洗濯時に必要な用具や、ハンガーやピンチハンガーなど物干しに必要な道具の収納が必要となります。

物干しについては、洗濯スペースで、あらかじめハンガーやピンチハンガーなどに洗濯物をつるしてから物干し場に移動する場合と、まずは洗濯カゴに洗濯物を入れて物干し場に移動してから、ハンガーやピンチハンガーなどに洗濯物をつるすケースが。それぞれ用具の収納場所が異なりますので、これも設計時に確認をしておきたい部分です。

それでは具体的な事例を、紹介していきたいと思います。