築55年、延床面積57㎡のマンションリノベーション事例です。玄関を入ると、奥にあるLDKまで視線が一気に抜け、大きな掃き出し窓の先には、壮観なリバーサイドビューが。おかげで、狭さを感じさせません。寝室は仕切らずオープンにしたり、バルコニーにウッドデッキを張ったりすることで、リビングダイニングは広々とした印象に。塗装仕上げの壁と無垢の床に、お気に入りの家具が映える空間になりました。

ヴィンテージ感のあるダイニング
ヴィンテージ感のあるの家具や照明に囲まれたダイニング
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緻密に計算された動線計画で、空間を有効活用&家事の時短も

●この家のプロフィール

  • ・Oさんの家 東京都
    ・家族構成:夫40代 妻40代
    ・築年数:56年(1966年築) 専有面積:57.00㎡
    ・施工:デキマスワークス
ダイニングからの眺め

玄関を入ると、奥にあるLDKまで視線が一気に抜け、大きな掃き出し窓の先に見えるリバーサイドビューに心を奪われます。

築55年の中古マンションの一室を購入し、リノベーションしたOさん夫妻。リノベーションの依頼先は、デキマスワークスという会社。以前住んでいた街で、お気に入りだったレストランの内装を、手がけていたことがきっかけだったそう。

リノベで希望したのは、約57㎡の空間にできるだけ収納を設けること。自分たちのライフスタイルに合う動線と、暮らしやすい間取りにもこだわりました。キッチンと寝室の間を通ってLDに抜ける廊下は、寝室の広さとの兼ね合いも考えながら幅を検討。妥協することなく最適なサイズを実現させました。

玄関からキッチン、LDへとつながる通路には、パントリーのほかアウターを収納するロッカースペースや、アウトドア用品を収める収納庫を新設。収納するものの量を想定し、㎜単位でサイズを決めていったそうです。ベッドルームに隣接するウォークインクローゼットは、玄関側から入れるランドリースペースとつなげて、家事の効率を向上。洗面の位置などの細かい部分まで、夫妻の暮らし方に合わせて考え抜かれています。

また、住まいをより魅力的に見せているのが素材感。塗装仕上げの壁と無垢の床が、ヴィンテージ家具とともに、より洗練された空間を演出。暮らしやすさと好きなインテリアを両立した住まいができました。