最近、ますます広がりをみせる、サスティナブルの考えやエコ活動。地球環境のこととなると、なかなか身近に考えられなかったりもしますが、じつは親子で参加できることもたくさんあります。そこで今回は、SDGsの取り組みを実践している達人を取材。家庭で楽しみながらできるアイデアを紹介します!

野村さんのSDGsへの取り組みはこちらもチェック!

ランドセルは寄付、歯ブラシは竹製に…私たちができる身近なSDGs

SDGsを親子で身近に取り入れるには

女性と子ども
すべての画像を見る(全5枚)

野村らんさんがエコや持続可能な社会を考えるようになったのは、約4年前に読んだ一冊の本だったそう。

「『ゼロ・ウェイスト・ホーム』という翻訳本で一家4人が1年に約1リットルしかゴミを出さずに生活する工夫が書かれていました。それまでの私は、ゴミがどれだけ環境を破壊しているかなんて、考えたこともなくて(笑)。まず、自分の家庭のゴミを減らすことから始めました」

同時に中学生の娘さんにもSDGsの考え方を伝えているのだとか。

「思春期なので強制はしていません(笑)。ただカフェで一緒にお茶をするなら環境に配慮したメニューがあるところを選んだり、食品廃棄問題に取り組むパン屋さんへ出かけたり、娘が好きなモデルさんのインスタグラムを見せて『マイストロー使ってる!』など、思春期の女の子が興味がありそうな話題も織り交ぜています。これからも身近に、そして楽しくものや食材を大切にする暮らしを、親子で実践していければと考えています」

 

<SDGsとは>

  • 「持続可能な開発目標」のこと。2015年に国連総会で採択され、2030年までに、エネルギーや資源、環境保全など世界が取り組む17のゴールと169のターゲットを掲げています。

 

●野村さん流 親子で始める3ステップ

1:まずは自分から取り組む

「親が取り組む姿を見て興味をもってもらえたら、と生ゴミの再利用やプラスチックを減らす行動を率先して始めました」

2:学ぶときは親子一緒に

「環境問題をテーマにしたドキュメンタリーを一緒に観るなど、動画配信サービスを使って映像で観るのはおすすめ」

3:身近なことからスタート

「SDGsといっても項目はさまざま。まずは日々の暮らしのなかでできることから、無理をせず、一緒に始めています」