阪神・淡路大震災から27年。東日本大震災からもうすぐ11年。 夫、娘、チワワ4匹と暮らす整理収納アドバイザーのハギヤマジュンコさんに、「普段の暮らしやすさを犠牲にしない防災」について伺いました。

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40代からは無理せず「少しずつストック」防災

 

最近、地震のニュースをよく見かけます。大きな地震はいつ来るかわかりません。備えあれば憂いなし!
ですが収納スペースを圧迫し、普段の暮らしやすさを犠牲にしてまで備えることに一生懸命になりすぎるのも違う気がして、私なりにできることを少しずつ進めています。

 

●オール電化のわが家が「もしも」のために備えているもの

 

懐中電灯と電池

わが家はオール電化。だから一番怖いのは停電です。
懐中電灯はできるだけ多くの部屋に、そして、乾電池は懐中電灯の中には入れず、横に置くようにしています。
電池を入れっぱなしにしていて電池が液漏れしていたことがあるからです。
普段からスマホを身近に置いているので、スマホのライトを使って電池のセットはできるかな? という考えです。

カセットコンロ用のガス

 

最近買いたしたのはカセットコンロ用のガス。
水や非常食も備えていますが、火を起こす仕組みがたりていない!
ガスをまとめてドカッと買い占めも違うと思う(理由はまた後程)ので、買い物に行くたび、目につくたびに少しずつ買いたしています。

 

●水や食料の備えはどうしてる?

水の備え

水はペットボトルで備えています(ウォーターサーバーがあるおうちはそれ自体がお水の備えにもなりますね)。
ペットボトルのキャップに賞味期限を書いて分かりやすく!
面倒ですが、このひと手間が年に2回ほど確認するときにすごく便利。
非常食も一緒に、賞味期限を上側にして立てて収納しています。

 

おにぎり

賞味期限が近い食品は、「非常食パーティ日」をつくって休日の夕ごはんとしてイベントごとにして食べちゃいます。
味も知れるし、つくり方も覚えるので、これはオススメ。
そのときに家族が「おいしい」の反応が、買いたしの目安にもなります。

 

●普段食べるものも、少し意識を変えて

 

<画像>実際のストック品

最近では、「非常食」は値段も高いので、普段食べるもので賞味期限が長い食品を意識してストックするように。
こちらはキッチンに収納して、普段から食べては買いたす「ローリングストック」という形です。

たとえば、こんなものをストックしています。

・パスタ
・パスタソース
・レトルトのカレー
・ソース類
・缶詰
・乾麺(素麺はゆで時間が短くてオススメ。伸びにくいお鍋用の麺も!)