ものを思いきって手放してすっきりさせるなかで、長年大切にしていてきたものはだれにもあるはず。 50代ブロガーの中道あんさんに、長年もっていたい大切なものについて教えてもらいました。

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50代、いちばん大切なものは母からもらった宝石

ダイヤのネックレス
母から譲り受けたダイヤのネックレス
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今や、ワンコインでもアクセサリーが買える時代です。社会人3年目の娘などは上手にプチプラアクセサリーを使ってオシャレを楽しんでいるようです。手軽な価格でアクセサリーを買えるのはお財布が喜びますが、どうしても長くは使うのは難しいのも事実。

イヤリングなど、落としてしまいそうなものはプチプラにしていますが、そのほかは本物のジュエリーをつけています。その中でもいちばん大切にしているのは母から譲り受けた1粒ダイヤをリフォームしてつくったネックレスです。

 

●もともと母がタンスに眠らせていたものだった

今から40年近く前のこと。父の会社では勤続20年になると、陰で支える内助の功に敬意を表する意味で小さな立て爪ダイヤの指輪を贈呈するという福利厚生がありました。それを父が母に贈ったのです。

小さくとも立て爪となると、普段使いには合わないようで、母はほとんどつけることなくタンスの引き出しに眠らせたままでした。昔の人は、大事なものほど使わずにしまっておくという価値観を持っているので、もしかしたらもったいなくて使えなかったのかもしれません。

 

●50代になり母に譲ってもらうことに

私が50代になって、そろそろ首にも加齢を感じ始めました。少しシワも目立つようになった首まわりにアクセサリーをつけて華やかにしたいと考えました。できれば、「一生ものの上質なジュエリーが欲しいなぁ」なんて思って時々お店にで眺めていたのですが…。いかんせんお値段がはって、自分の手には届かなかったのです。

何度となくお店に通う内に、ふと、タンスに眠る母のダイヤモンドを譲ってもらおう! と閃いたのです。厚かましくも母に「使わないなら譲ってほしい」というと、あっさりと快諾してくれ渡してくれました。それをジュエリーリフォームの専門店にもっていき自分で選んだデザインで新たにネックレスとして生まれ変わらせました。たしか15万円くらいのことだったと思います。