湿気がたまりがちな洗面所。よく見ると壁にうっすらカビが生えているということも。ハウスメーカーで家を建てて9年になる日刊住まいライターは、タオルかけのうしろにカビを発見。壁紙を張り替えることにしました。業者を探し出し、張り替えてもらったところ、とても快適に。 大満足だった業者をどのように探したのか? 湿気が気になる場所で、どんな壁紙を選んだのか? そして、施工までの流れや時間、かかった費用の内訳など、気になることを詳しくレポートします。

カビが生えてしまった洗面所の壁
カビが生えてしまった洗面所の壁
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 業者選びはどうする?3つのタイプの違う依頼先から検討

「失敗したくない」「なるべく費用を抑えたい」。この2点を重視して、依頼先を決めることにしています。筆者が業者を選ぶ際に検討したのは、以下の3つのタイプ。

1.家を建てた際の「ハウスメーカー」

  • ハウスメーカー経由の内装専門業者

2.地元の内装業者

  • 「近くの内装専門業者」とネットで検索した業者

3.ネット検索で探した個人の内装(クロス)職人

  • eくらしのマーケットなど、個人で仕事を頼めるサイトで探した内装職人

予算は5万円。この3つのルートから、合計5社ほどをリストアップ。実績や施工例などを見て、信頼度が高いと感じたところを選びました。

そのなかから、問い合わせのレスが早く、メールでの対応も好印象だった「地元の内装業者」に依頼することにしました。

 

決定した地元の内装業者と打ち合わせスタート!

洗面所の現地確認とサンプル帳での検討を開始

業者を決定したあと、実際に洗面所を見に来てもらいました。わが家の洗面所には、洗濯機があります。移動して張り替えることが可能か気になっていました。しかし、問題ないとのこと。いざスタートです。

訪問の際に壁紙のサンプル帳をいくつか持ってきてもらい、洗面所という空間に適した壁紙の提案も受けました。

洗面所はお風呂場とつながっているので、わが家としては、湿気の問題が気がかり。

通常、リビングや寝室といった部屋に使用している壁紙でも、すでに防カビや撥水コートなどの機能は備わっています。今回は、湿気のある洗面所にも適した「通気性壁紙」や「吸放湿壁紙」も提案してくれたので、それらも含め検討しました。

 

空気や湿気を通す「通気性壁紙」

「通気性壁紙」は、空気や湿気を通し、結露やカビの発生を抑制してくれます。とくに物で隠れることのない天井には最適で、効率的に通気性の効果を発揮するそうです。

 

湿度の変化により吸湿・放湿する機能がある「吸放湿壁紙」

「吸放湿壁紙」は、湿度の変化により吸湿・放湿する機能があり、結露やカビの発生を予防してくれます。一般のビニール壁紙と比較すると、通気性も優れているそうです。


天井とタオルかけ側の壁紙は「吸放湿壁紙」に決定!

選んだサンゲツの壁紙

今回選んだのは、サンゲツの壁紙3種類です。

天井(白)とタオルかけ側の壁(グレー)は「吸放湿壁紙」。残り3面(ストライプ柄)は通常の壁紙を採用しました。

今回、カビが発生したタオルかけのうしろの壁紙は、業者が提案した、湿度をコントロールしてくれる「吸放湿壁紙」に。風呂場の扉を開けた際に、湿気が上に向かうので、天井も、同じく「吸放湿壁紙」を選びました。

 

洗面所の湿気やホコリがたまらない質感の壁紙

残り3面の壁紙も今までの壁紙と違い「サラッとした質感のもの」で、「凹凸がほぼ無いもの」を選びました。

今までのものは凹凸があり、そこにホコリがたまりやすかったからです。湿気を含んで固まってしまった汚れを取るのが、手間のかかる作業でした。そこで通常タイプの壁紙も、上記の2つのポイントを重視して決定しました。