貯まる家計を目指すなら、自分にあった管理術を身につけるのがいちばんの近道。今回は、昔ながらの現金管理を基本に、家計簿アプリやポイ活も活用して年間100万円の貯蓄を実現している達人に密着! そのやりくり方法をたっぷりお見せします。

Eさんの家計表と現金管理の考え方はこちら!

あえての現金管理+カード払いでポイ活。二刀流で月7万円を貯蓄!

全収入を現金でやりくり。目に見えるから管理しやすい

給料日に収入をまるごと現金で引き出して、費目別の予算や貯蓄に振り分けているというEさん。かつ、支払いはポイントをためるためにクレジットカードを利用しているそう。ひと手間はかかるものの、ムダづかいが防げるうえに、おトクなポイ活もできます。

そんなEさんのやりくり術を拝見します。ファイナンシャルプランナー・横山光昭さんからのアドバイスもぜひ参考に!

 

<Eさん(埼玉県・33歳)>

夫(38歳)、長女(4歳)、長男(1歳)の4人家族。年間貯蓄額は100万円。自宅は結婚と同時に購入した分譲一戸建て。教育費と家のリノベーション費を貯めたい。

●生活費は現金をケースつきファイルに予算分け

ファイルに予算を入れる
使えるお金がひと目でわかる!
すべての画像を見る(全8枚)

 

生活費は、食費、日用雑費など9つに分け、それぞれ現金で予算を振り分け。
「現金で予算を確認することで、『今月使えるお金はこれだけ!』と実感でき、気持ちが引き締まります」

項目ごとに分けたお札
9種類に分類!

ファイルは食費、外食・レジャー費、日用雑費、医療費、ペット費、交通費、クリーニング費、予備費、家電買い替えなどの特別費の9つ。

 

●貯蓄分はジャバラケースに口座ごとに仕分け

通帳

貯蓄は、固定資産税、教育費、クルマ費、冠婚葬祭などの特別費などの目的別にケースに保管し、そのまま銀行に持参して口座に入金。
「貯蓄が増えるのが目で見てわかるから、モチベーションアップに! 目的別に貯めると、ほかの理由でお金を引き出さないのも貯められる理由」

<FP・横山さんのアドバイス>

使うお金と貯めるお金が実感できる現金管理のメリットを上手に生かしていますね。使いすぎる人、貯蓄が苦手な人は、ぜひ見習って!

●日々の支出はアプリでチェック

スマホ

買い物から帰ったら、家計簿アプリでレシートを読み取って記録。
「使った額だけでなく、予算を入力しておくと残金も自動的に計算してくれるので、出費管理に効果バツグン!」