「髪をひとつ結びにしても、下ろして整えても、なんとなく疲れて見えてしまう」「アイロンで巻く余裕もない…」といった悩みはありませんか? ここでは、そんな悩みを一気に解決する、簡単なヘアスタイリング法をご紹介します。不器用でもコツをつかむだけでこなれて見えるので、ぜひ試してみてくださいね。

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巻かなくてもこなれて見える!簡単アレンジ

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道具は3つだけ!どれも近所で手に入ります。

「こなれて見えるヘアスタイリングは、たった3つの道具があればできるんです!」と教えてくれたのは“巻かない”簡単ヘアアレンジが話題のヘアスタイリスト・工藤由布さん。3つの道具はどれも100円ショップやドラッグストアで手に入るものばかり。これさえあれば、ひとつ結びもダウンスタイルも、どんなヘアアレンジも自由自在。忙しい朝でもたった3分で“こなれヘア”が完成します。

 

●3大アイテムはこちら!

コームワックスなど

(1) コーム

先の細いコームは持ち手の先端でギザギザ分け目をつくり、コームは髪をとかしながらスタイリング剤を広げるのに便利。

(2) スタイリング剤(バーム、ワックス)

どんな髪質でも質感をつくるのに必須なのがバーム。ボリュームを出したい人は少しハードなワックスも役立ちます。

(3) ゴム(シリコンゴム、カラーゴム)

髪を結ぶときには髪色に近い濃いブラウン系のシリコンゴムを。仕上げにアースカラーのカラーゴムでシリコンゴムを隠せば、おしゃれに見えます。

 

ロングは「上下分けて結ぶ」でいい感じのひとつ結びがつくれる!

ただのひとつ結びは、老け見えしたり、疲れて見えてしまう原因。でもふんわり感を出すのは不器用さんには難しそう。そんな悩みは、上下分けて結ぶアレンジで解決。分けて結ぶだけで、こなれ感のあるひとつ結びがつくれます。

【Before】

ロングヘア女性

安河内程子さん(31歳・第1期キレイな母ちゃん)

夫、長男(5歳)の3人家族。「ひとつ結びをおしゃれにしたいけど、おくれ毛を出すといつも疲れた感じに見えてしまいます」

●使う道具:バーム、コーム、シリコンゴム2本、カラーゴム2本(2色)

 

(1) バームを毛先→両サイド→おくれ毛・前髪の順でつける

バームをつける

パール大のバームをとり、指の間までバームを伸ばします。毛先は下からすくうようにつけ、次に広がりやすい耳上の両サイド部分、おくれ毛と前髪の先の順でつけましょう。

手のひらにバーム

バームの量は大体このくらい。

バームを指の先まで伸ばす
指の間まで伸ばす

(2) コームでとかしてバームを髪全体に伸ばす

コームでとかす

毛先部分をコームでとかします(1)。次に髪全体をとかしてコームに残ったバームを髪全体に伸ばします(2)。

 

前髪

最後に前髪をとかすといい感じの束感がつくれます。

 

(3) こめかみ上から親指を入れて1/3の髪をとる

前髪

 

前髪とおくれ毛を残して、こめかみ上から親指を入れます。入れた親指を後ろにずらしながら、毛量の1/3くらいを分けとり、片手で髪の束を少し持ち上げましょう。

 

髪の毛を持ち上げる

(4) “指ぐし”で筋をつくってから結ぶ

指ぐし

利き手と反対の手で毛束を持ち上げ、利き手の人さし指を頭皮まで押し込みます。頭頂部から毛束まで地肌を滑らせ、毛流れに沿って5~6ライン指ぐしを通して筋をつくります。

指ぐしの筋
指ぐしの筋が無造作感に

 

【POINT】

髪の毛を持ち上げる女性

衿足から5cm上くらいの低めの位置でゴムはきつめに結びます。分けた上の髪を持ち上げるとパカパカ動くほどの高さが目安です。

 

(5) 毛束をつまんでゴムに向かってスライドし、戻すよう引き出す

毛を引きだす

片手で結び目をしっかり押さえ、利き手で引き出したい部分の髪の毛を地肌から10本ほどつまみます。結び目に向かって指をスライドし、斜め上に毛束を戻すように引き出して。バランスを見て4~5か所ほど同様に。

つまむ
頭皮から2cm引き出すイメージ