49歳の漫画家・古泉智浩さん。古泉さん夫婦と母、里子から養子縁組した長男・うーちゃんと、里子の長女という家族5人で暮らしています。
漫画を描きながら子育てに奮闘する古泉さん、“4歳児の買い物欲”について気づきがあったようです。

野菜が苦手なうーちゃんが、野菜を買いたいという理由は…?

今回は、元気いっぱいのうーちゃんのエピソード。
4歳児ながら、頭の中でいろいろ画策したり、考えているようです。
そんな思惑がバレバレなのもかわいいところ。

漫画01
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僕がリビングのイスに座っていると、床で遊んでいたうーちゃんが立ち上がりました。

「買い物行きたーい!」とニヤニヤしています。

漫画02

「買い物? なに買うの?」という問いに、「オモチャとか野菜」という答え。

その組み合わせを聞いて、頭に「?」が浮かびます。

漫画03

普段はひとりでは野菜を全然食べず、食べさせるとしぶしぶ食べるといった具合。

そんなうーちゃんが、野菜を買いに行きたいってどういうこと?

漫画04

するとキッチンで作業をしていた妻がひと言。なるほど! 大人が喜ぶと思っていたのか。

 

「パパは買い物なんか行かないよ。いつも行かないでしょ、ママかばあちゃんに連れて行ってもらいな」

「パパが行くのはビデオやさんと、鉄道資料館だけ?」

「そうだよ、あと映画館と海だけ、それからお墓」

 

うーちゃんとスーパーに行くと欲しいものを買ってもらおうとして駄々をこねるので、母や妻に押しつけてみました。

本当に欲しいの?大人に買わせたいだけ?うーちゃんの“買い物欲”

以前、母がうーちゃんを近所のスーパーに連れて行ったとき、レジで順番がきたタイミングで、カゴに幼児向けの雑誌をサッと入れてきたそうです。

レジのお姉さんが、「これ1000円もしますよ」と親切に教えてくれましたが、母はしかたなく買ってあげました。特撮テレビドラマ『ルパンレンジャー』の豪華なオモチャの付録がついているので1000円もしたのです。

そんなに欲しいものではなくても買ってもらったり、買わせること自体が楽しいうーちゃん。物欲なのか支配欲なのか、あまりよくない欲望を満たして喜んでいるよう。
入手したあと、途端に興味をなくしてさっぱり遊ばないオモチャがたまっているのが悩ましいところです。