鈴木亮平さん演じる、漫画一筋で恋愛が超苦手な少女漫画家の刈部清一郎と、“ダメ男ほいほい”と呼ばれる崖っぷちアラサー女子・久遠あいこ(吉岡里帆)が繰り広げるラブコメディ『レンアイ漫画家』。
鈴木さんが初の王道ラブコメに挑んでいる本作が、女性たちのハートをキュンキュンさせ、話題を集めています。

ここでは鈴木さんに、役への思いや、吉岡里帆さんとの共演についてお話を伺いました。

鈴木亮平さん
鈴木亮平さんインタビュー
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『レンアイ漫画家』鈴木亮平さんインタビュー

原作は、山崎紗也夏さんの同名コミック。

「キラキラした恋愛ドラマは自分とは縁がないと思っていたので、『僕でいいの?』と思いました(笑)。でも、青春をやり直しているような感覚が、気恥ずかしいながらも新鮮で、楽しんで演じています」

●「『やっぱり、恋愛っていいな』と思っていただけるドラマです」

清一郎は、恋愛漫画で大ヒットを続けている天才漫画家ですが、恋愛経験はゼロ。人づき合いが苦手な変わり者で、“刈部まりあ”という女性名のペンネームで正体を隠し、プライベートも謎に包まれているという、クセの強いキャラクターです。

「清一郎は、高校生のときからずっと引きこもっていて、人とのコミュニケーションが苦手。家の中だと王様のようにふるまうのですが、一歩外に出ると挙動不審になってしまいます。僕は『やさぐれかわいいヤツ』と呼んでいますが、そのギャップこそ彼の魅力だと思います。漫画に向き合うときは真剣で一生懸命だけど、人と向き合うとオロオロしたり、素直になれないのに不意に本音が出てしまったり…。さまざまな面を出すことで、人間的な魅力が伝わるといいなと思っています」

そんな清一郎が、漫画のネタのために疑似恋愛のミッションを課したのが、あいこです。清一郎のむちゃぶりの下、想定外の疑似恋愛に振り回されるあいこは、ことあるごとに清一郎とぶつかり合いますが、それがやがて恋に発展して…。

「吉岡さんは、すごくまじめにお芝居と向き合って、作品をよくしようとする方。演技についても細かく話し合いながらつくっています。抱き合うときの手の位置や、抱き締める格好、どうすれば振り向きざまにキスできるのかなど、格好つけずに演じられるので、ヒロインが吉岡さんでよかったなと思います」

●ドラマのテーマは、「人生の相方探しの物語」

ドラマのテーマは、「人生の相方探しの物語」。“愛を知らない恋愛漫画家”と“愛を見つけたい迷える女子”。そんな不器用な2人が繰り広げる、笑えて、ホロリとくるヒューマンラブストーリーです。

「清一郎は、『恋愛なんて俺にはいらない』と言いきっていますが、本当は恋愛したいからこそ、恋愛漫画を描いてきたのではないかと思うんです。観ていただいた方に『やっぱり、恋愛っていいな』と思っていただける作品だと思います。とくに『俺には恋愛なんて関係ない』と思っている男性には、彼の不器用な生き方に共感してもらえるだろうし、オススメです(笑)」

忘れかけた胸キュンをもう一度思い出させてくれる“大人が演じる青春ラブコメディ”です。

木曜劇場『レンアイ漫画家』

毎週木曜 夜10時
フジテレビ系 全国ネット放送中


【鈴木亮平さん】

1983年、兵庫県生まれ。2006年、俳優デビュー。連続テレビ小説『花子とアン』、ドラマ『テセウスの船』などに出演。大河ドラマ『西郷どん』では主演。著書に『行った気になる世界遺産』(ワニブックス刊)がある。待機作に、映画『孤狼の血 LEVEL2』(8月20日公開予定)、『燃えよ剣』(10月公開予定)がある