たいていの家に一台はある、炊飯器。ご飯を炊飯器以外で炊いたことのない人も多いのではないでしょうか。
一方、土鍋や鍋で炊く派も増えてきたうえ、その方がおいしいという声も。

「わが家のご飯事情は、炊飯器と鍋と両刀使いです。あえて使い分けています」と話すのは、ライフオーガナイザーの高田舞子さん。
基本的に鍋派という高田さんが、あえて炊飯器を捨てずにいる理由を伺いました。

コンロにお鍋アップ
鍋で炊飯派の著者が、炊飯器を捨てない理由
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炊飯器派?鍋派?毎日のご飯を炊く方法

私の炊飯道具は、基本的にはストウブ鍋。
鍋はピコココットラウンド20cm。だいたい2合~2合半炊くわが家にはジャストサイズです。

●鍋で炊くのは案外簡単!

浸水しておいた米をストウブ鍋に移し、いつでも炊けるようにセット。
ほかの料理をしながら時間の様子を見、夕飯の30分ほど前に火をつけます。

最初は中火。量にもよりますが、5‐7分ほどで沸騰してきます。炊飯が進むと鍋の中の音が変化するので、そろそろかな? という時間はコンロのそばで聞き耳を立てています。
「音が変わった!」と思ったら、すぐに弱火に。音でわからなくても、鍋ブタから水蒸気が出たり、ふたの隙間から蒸気が踊り出したら弱火のサイン。

コンロにお鍋

そこから4分ほど。炊き込みご飯でも5~7分前後(いろいろ試しながらの好みです)。

コンロのタイマーを使えば、忘れていても自動で消火されるので便利! 火を止めたら10分ほど蒸らします。

最初の点火からお茶碗に盛るまで、20分ほど。

ということは、食事30分前を目安に火をつければ、できたてのご飯が食べられるというわけです。

●炊飯器が不便なポイント

私が炊飯器が不便だと思うポイントは、スイッチを入れてから何分後に炊き上がるのか? がいまいちわからないこと。

今の炊飯器は進化しているので、いろいろなモードがあります。
白米、極うま、エコ、炊き込み、などさまざまなシーンを想定してはくれていますが、それぞれで炊き上がり時間が異なるので、いったいいつスイッチを押せばいいのか迷ってしまいます。
早炊きだと20分程度で炊き上がりますが、それでもスイッチを入れてから何分で炊飯完了になるのかは、炊飯器にゆだねられていますよね。

鍋で炊くと、その点は明解。なので、私は基本的に鍋派です。
炊飯用の土鍋なども見かけますが、ストウブを選んだのは「専用」でないこと。
肉じゃが、鶏肉の蒸し焼き、きんぴらゴボウ…、今までゆで上げていた葉物野菜やブロッコリーなども、今は少量の水だけで蒸し煮に。ストウブは毎日何かしら活躍しています。

●炊飯器も捨てがたい

じゃぁ炊飯器は断捨離対象だね! いらないね! というと、それもまた違います。
鍋で炊くのは、あくまでも私。母親が不在の日に夫や子どもに「鍋で炊け」なんていうとハードルが高すぎます。

炊飯器

炊飯器であれば、ちょっと洗米して分量の水をいれてスイッチONですから、子どもにとってもお手伝いしやすい道具。それはそれで活躍します。

また、お出かけして帰宅が遅くなる日は炊飯器です。そう、炊飯器の長所は「予約」ができること!

●残ったご飯は保温?冷凍?いや、おひつという手段も…!

ちょっと残ったご飯をどう保存するかもいろいろな方法がありますよね。わが家は炊飯器で炊いた日も保温モードは使わず冷凍派でしたが、最近、おひつなるものを導入しました。

容器にご飯

調湿性もあり、お米がべとついたり乾燥したりすることなく保存できます。食べる際にフタをしたまま電子レンジにかければ、ふっくら!

夏場は冷蔵庫に入れた方がいいようですが、冬場は常温のままで保存可能です。

1.5合ほどのご飯が保存可能な大きさ。使っていないときはコンロ脇に置いたまま。

容器

朝のお弁当までちょっと残しておきたい、なんてときにも超便利。電子レンジの上で出番待機しながら夜を過ごします。

電子レンジの上に容器

絶対におひつで保存! というわけではなく、残った量やその後の予定によって、おひつで保存する日、タッパーで冷凍保存する日、など柔軟に使い分けています。

冷凍の場合はイオンかセリアのタッパー容器で1食ずつ保存します。

過去はラップでくるんでいましたが、量や形がバラつきがちで冷凍庫でうまく収まらずややストレスでした。タッパー容器を使えば、形が同じなので、とても楽!

「ものを厳選し、不要なものを捨てる」のが当たり前の今日、アイテムを厳選するのも難しいですよね。

ですが、「減らす」ことしか見えていないと暮らしの仕組みはまったく進みません。

たとえば、10合炊きの炊飯器をひとつ持つよりも、5合炊きの炊飯器をふたつ持つほうが暮らしやすくなるご家庭だってあるはず。お母さんの家事が楽になるのであれば、「ものを増やす」ことも悪くありません。毎日食べるお米の炊き方や保存方法も、ちょっとした工夫で楽になりますよ。