フジテレビ「ノンストップ!」のコーナー「ノンストップ! ESSE」。プロデューサーの吾妻聖子さんに、コーナーの裏側を紹介してもらいます。

今回は2020年を振り返っていただきました。

黄色いお皿に料理
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リニューアルを敢行した2020年。大変だけど出演者・スタッフ全員がんばっています

早くも2020年が終わろうとしています。年末になると1年が早いとはよく言いますが、今年はコロナの影響もあり、なんだか1年過ごした気がしませんよね。今年はだれにとっても怒涛の1年だったと思います。時差出勤やテレワークなども手探りで大変だったのではないでしょうか?

私たちノンストップのスタッフは、非常事態宣言下でも毎日稼働していましたが、それでもやはり、人手が少ない電車や街の様子に、非日常を感じながら過ごした1年でした。

●スタジオも楽しいけど、またロケに行きたい

ラップがされている料理の材料など

ノンストップESSEのコーナーの最大の変化は、坂本昌行さんのコーナー「OneDish」だったと思います。ロケに行けなくなり、生放送でお料理をつくるコーナーにリニューアルしました。ノンストップが始まって以来、8年間、さまざまな場所へロケに行っていた坂本さん。急に生放送になったことで、スタッフも坂本さんも毎週ドキドキでした。

スタジオはまたロケにはないよさがたくさんあります。これまでVTRで見るだけだったお料理を設楽さんはじめ、ゲストの方に実際に食べていただけますし、ほかの出演者の方と坂本さんの楽しいトークも見所です。

でも、坂本さんが先日打ち合わせの際に、ポツリと「またロケ行きたいな」と。

じつはスタッフも感じていたことでした。私たちはOneDiSh病と呼んでいるのですが、ついついプライベートで街を歩いていると、八百屋さんや魚屋さんを見つけて、「ロケにいいな」と思ってしまうのです(笑)。私たちのなかで、もはや習慣化してしまっているんですね。

坂本さんもきっと、いろんな街を訪れて、さまざまな方に会ってお話しすることをとっても楽しみにしていたんだと思います。いつかまたスペシャル企画もできればいいなと話していました!

●「おかず道場」を回してくれる笠原さん

コンロにフライパンが置かれている状況

次に変わったのは笠原さんのコーナー「おかず道場」です。火曜日から月曜日にお引越しして、「笠原の眼」というコーナーが新設されました。また、常に隣にいた久代アナが、ソーシャルディスタンスの関係でいなくなり、笠原さんがたった一人でコーナーを回す形になりました。じつは料理人が一人でコーナーを回していくというのは、至難の技なんです。

お料理をしながら説明したり話したりするのは、ただでさえとっても難しいのですが、生放送は時間との勝負!

「早くやって!」という巻きの指示や、「もっと時間を稼いで!」という伸ばしの指示がバンバン入ります。笠原さんは、時間も意識しながら、お料理をして説明をして、クイズまで出す、まさにスーパー料理人です。このコロナ禍を乗り越えられたのも、笠原さんあってこそ! 本当に感謝しています。

●頼もしくなった久代アナ

画面に「きょうのおしゃレシピ」

水曜日も「おしゃレシピ」では久代アナもがんばっています。元々お料理が大好きで、とっても上手な久代アナですが、生放送の仕切りもどんどん上手くなり、多少のミスには動じません。とっても頼れる存在です。

マスクをしている女性がフライパンを持って準備する様子

初めての状況下で、みんなが手探りだった2020年ですが、なんとなく「withコロナ」での楽しみ方も少しずつ定着してきたようにも思います。こうやって感染対策をして乗り越えていけば、いつか「afterコロナ」がやってきて、元どおりになると信じています。ノンストップもリニューアルをとおして変化もありましたが、「少しでも皆さんが楽しめる、そして皆さんの役に立つ情報を!」という気持ちは変わりません。

クリスマスツリー

きっといつか、この大変な時期が笑い話になると信じて。来年はもっともっと笑顔あふれるすばらしい年になりますように! そして来年も、ノンストップが少しでも皆様の毎日を楽しくするお手伝いができますように! スタッフ出演者みんなでがんばってまいります。