リビングは家族が集まる空間。だからこそ、人と一緒にものも集まり、片づかない状態に陥りがち…。そんなイライラを未然に防ぐアイデアを、達人に聞きました。
散らかりがちなものにこそ定位置を決めて、すっきり暮らしを手に入れた、人気インスタグラマー・yukiさんのお宅を紹介します。
すっきりとしたリビングの秘訣。家族の集まる空間はいつもすっきりをキープ
長男の小学校入学を機に、7年ぶりに仕事復帰を果たしたyukiさん。共働きで遊び盛りの子どもが2人いるとは信じられないほど、家じゅうすっきり! なかでも家族が集まるリビングは、いつも片づいた状態をキープしています。
「疲れて帰ったあと、片づけに時間も気力も奪われたくないから、最初から散らからない部屋づくりを目指しました。家族みんなの動線を観察してものの定位置を決めたことで、ムリなく元の位置に戻せるように。ものの出し入れがラクになった分、子どもたちが家事を手伝ってくれる機会も増えて家事の負担も減りました」
<yukiさん宅の間取り>
●“ものを置かない”を徹底してリビングはいつも広々
子どもの遊び場やおうちヨガなど、家族が好きなことを楽しむために、リビングの家具は最小限にして片づいた状態をキープ。
「床にはものを置かず使うときだけ持ち込むようにしています」
●リビング手前に夫の通勤バッグ入れを用意
床の上に放置されがちだったという夫のバッグは、リビングに入ってすぐのクローゼット(間取り図上の1)に置き場を確保。
「動線上のいちばん使いやすい場所なので、しまうのが自然と習慣に」
リビングのカウンターの上にトレーをセット。散らばりがちな時計やカギなど、ポケットの中身を置ける場所に。
●帰宅後、“秒”で着替えられるように部屋着はリビングのクローゼットに
仕事から帰ったら即、着替えて気分を切り替え。
「リビング入り口のクローゼット(間取り図上の1)に部屋で着る服をしまっているので、その場で仕事着から着替えられて服が散らかりません」
●オモチャは個人別のワゴンであふれないように管理
子どもたちのオモチャはそれぞれのワゴンに片づけるルール。
「管理は子どもにまかせているので、あふれてきたら自分たちでもつ量を見直すように」
工作類もワゴンに収納。
ワゴン2台はリビングの収納庫にイン。ゴロゴロ動かせて出し入れラクラク。
家族が協力してくれれば、リビングの片づけはラク! そのための仕組みづくりがあれば、片づけが習慣になって、いつでもすっきりはキープできます。気になるアイデアがあったら、ぜひマネしてみてください。
<イラスト(間取り)/片山智恵 取材・文/ESSE編集部>