テレワークの導入により、リビングで仕事をする人が増加中。ダイニングテーブルの上に仕事の資料と日用品があふれかえり、大変なことになっていませんか?

「わが家のダイニングはどれだけ散らかっても3分で元通りです」と笑顔で語る整理収納アドバイザーの平野えりさんに、その仕組みを教わりました。

仕事も食事も兼ねるリビングがつねにすっきりする収納のコツ

自宅は70平米で収納スペースも少なめなので、ダイニングは散らかりがちという平野さん宅。ですが、「3分あれば片づくので大丈夫!」と余裕たっぷり。使う場所としまう場所を近くにして、ものの定位置決めを徹底するだけで、驚くほど毎日がラクになったのだそう。

まずは散らかった状態のお部屋から紹介してもらいます。

<BEFORE>
テーブルにパソコン
平野さん宅のダイニング。仕事のあとは資料や文具がごっちゃり。
すべての画像を見る(全11枚)

ダイニングテーブルが仕事も食事も兼ねていると、つねに散らかりがちです。

シリアルやお醤油など
食事のあとは、調味料や食器でどうしても散らかります。

これも3分あればあっというまに片づいてしまいます。

<AFTER>
テーブルと女性
どれだけ散らかっても、各3分でここまで元通りに! 片づけの仕組みとは?

すぐにマネしたい、散らかった部屋を素早くリセットできる収納テクニックを教えてもらいました。

●仕事道具はファイルボックスに入れて棚に戻すだけ!

ファイルボックス

ダイニングのテーブルで仕事をすることが多い平野さん。

棚に白ファイルボックス

「テーブル横にオープン棚を置き、ファイルボックスを並べています。ラべリングすれば、片づけも迷わずスムーズです」

●作業を中断するときは…一時避難用ボックスに入れていったん棚へ

白ボックス

来客など、急きょ片づけが必要な場合に備え、常にからのボックスを棚のいちばん取り出しやすい場所に用意。

「ボックスに丸ごと放り込めるので、作業再開もすぐできます」

●引き出し内は大きく仕切り、よく使うものを手前にしまう

引き出しに文房具

棚の中段に置いた無印良品の引き出しには、おもに文具や梱包用品を収納。

「無印良品の整理トレーで仕切り、出し戻しがしやすいよう、使用頻度の高いものを手前、低いものを奥に配置します」

●コーンフレークはすぐ取れるようガラスビンで見せる収納に

女性とコーンフレーク

朝食のたびにキッチンから持ってくる作業を省けるよう、ビンに入れて保存。

「食べ終わったらカウンターにポンと置くだけで片づけ完了! ダイニングのディスプレーとしても一役買っています」

●よく使う調味料はカウンター下に置き、さっと戻せる仕組みに

棚に調味料

しょうゆや塩、トースト用のシロップ、インスタントスープなどの食事のお供も、毎回キッチンから運ばなくてもすむようカウンター下の棚にセット。

「座ったまま棚に戻せて、出しっぱなし状態がなくなりました」

●こんな工夫も!夫のお酒はダイニングに常備

お酒
飲んだらすぐにしまえる!

夫の“晩酌セット”も、同じくカウンター下の棚に。
「座ったまま手が届く位置なので、夫が自分で取り出し、自分でしまってくれるように。これだけでもだいぶラクになりますよ」

●すぐにテーブルがふけるようウェットティッシュは出しっぱなし

ウェットティッシュでテーブルを掃除

汚れたら、すぐにきれいにできるよう、テーブルの上にウェットティッシュを配置。

「ふきんより手軽。こまめに掃除する習慣がついて、片づけのあとはいつもすっきり」