今年のバレンタインはチョコレートと一緒に、甘口の赤ワインはいかがでしょうか?
ソムリエの福村真弓さんが、簡単にできるチョコレートフォンデュのレシピと、チョコレートに合わせるにおすすめのワインを提案してくれました。

イチゴとワイン
チョコとワインを合わせると大人のバレンタインに
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甘い×甘い=最強の組み合わせ!チョコに合うワインをソムリエが提案

今年の2月14日は金曜日! おうちでシックに、大人のバレンタインを過ごしてみませんか?
おいしくてSNS映えするチョコレートフォンデュのレシピと、美しい微発砲ワインをご紹介します。

●チョコレートフォンデュのつくり方

【材料(2~3名分)】



・板チョコ(スイート) 100g
・イチゴやブルーベリーなどのベリー系のフルーツ 適量

【つくり方】

ボウルに細かく刻んだ板チョコ

(1) 板チョコを細かく刻みます。

(2) 耐熱皿に入れた(1)を500Wの電子レンジで約1分加熱し、ゴムヘラで素早くかき混ぜます。

イチゴにチョコをつける

(3) もしあればフォンデュ用のスタンドにセットし、キャンドルで温めながら、イチゴやベリーをつけてお楽しみ下さい。

チョコに甘いワイン?じつはそれが大正解なんです

●チョコレートに合わせるワインはこれ!

ワインボトルとグラスに入ったワイン

北イタリアに位置するピエモンテ州(トリノが州都)の甘口の赤の微発泡ワイン「ブラケット・ダックイ」。

微発泡はスパークリングワインに比べてガス圧が低く、優しい泡が特徴です。

ブラケット・ダックイはバラのような華やかな香りや、イチゴやキイチゴの赤いベリーの香りが感じられます。華やかな香りと心地よい優しい泡がチョコにぴったり!

・ブラケット・ダックイ ブライダ 生産国:イタリア 希望小売価格:2,500円 輸入元:フードライナー

●ワインと料理を合わせるポイントって?

ワインと食事の相性はフランス語で「マリアージュ」(mariage)と言われ、結婚という意味。イタリア語では「アッビナメント」(abbinamento)と言われ、組み合わせを意味します。

同じ産地の食材とワインを合わせるのは定番の合わせ方になります。
じつはイタリアのピエモンテ州はチョコレートで有名な地域。今回はチョコレートで有名なピエモンテ州の甘口ワインと、チョコレートのアッビナメントをお楽しみください。

●トリノはチョコレートの街

ピエモンテ州の州都トリノは、チョコレートの街として知られています。
「ジャンドゥイオット」(gianduiotto)と呼ばれるチョコレートとヘーゼルナッツのお菓子の発祥の地で、老舗のチョコレート店やチョコレート工場があることで有名です。

また、「チョッコラータ」(cioccolata)と呼ばれるホットチョコレートは16世紀から飲まれており、トリノ名物の「ビチェリン」(bicerin)はチョコレートとコーヒー、生クリームを組み合わせた飲み物。ビチェリンが名物の老舗カフェはいつも観光客で賑わっています。

トリノでは毎年、「チョッコラータ」(cioccolatà)というイベントが開催されており、まさにチョコレートの都です。

●甘味と甘味の組み合わせが正解!

ワインとイチゴチョコフォンデュ

甘いチョコレートには甘口ワインがおすすめ。甘いものを食べたあとに酸味があるものを飲むとすっぱく感じてしまいます。

チョコレートを食べたあとに残糖分が高い甘口のワインと合わせると、チョコレートの甘さとワインの甘さのどちらも引き立てられおいしく感じられます。

とくに今回ご紹介したブラケットはイチゴやベリーの香りが特徴ですので、同じイチゴなどのフルーツをチョコレートフォンデュで楽しんでみてください。

グラスに入ったイチゴ

今年のバレンタインは、インスタ映え抜群の美しいルビー色の赤の甘口の微発泡ワインと、チョコレートフォンデュのマリアージュで、ひと味違うバレンタインを過ごしてみてはいかがでしょう?

<取材協力:オステリア・トレンタ 和歌山県新宮市緑ヶ丘2丁目3-17 グランホテル1F TEL:0735-23-3033>