主婦業のかたわらエッセイストとしても活動する若松美穂さんが、楽しく、豊かに暮らすためのさまざまな工夫をつづります。

年賀状の代わりに…年明けご挨拶状がおすすめです

ここ数年、世間の習慣にとらわれず、わが家流を貫いていることがいくつかあります。
振り返ってみると改めて「思った以上によかった、来年もやろう!」と感じます。たとえば、年賀状について。

●忙しい年末に年賀状をつくるのは負担

昨年、TVを観ていると、「終活年賀状の注文が増えている」とのこと。
「年賀状は終了いたしますが、おつき合いはこれまでと変わりなくお願いいたします」…ということが記された年賀状ですね。

年賀状が負担になっている方も少なくないということでしょう。

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私たち家族も、連絡をとる必要のある関係性の方は、年賀状ではなくてもメール、LINE、SNSなど、なにかしらでつながっていることがほとんど。

また、「送った方がいいのかな?」という気持ちはあっても、年末のあれこれが重なる時期に年賀状をつくるのは、あわただしくて、雑になったりキツイな~と感じることも。

さらにぶっちゃけますと、前の年まで関係があったとしても、年末に年賀状をお送りして、また関係を続ける必要があるのか迷う場合もあります。

●年賀状の代わりに寒中見舞いを

そこでわが家の場合、仕事関係の年賀状はそれぞれに任せるとして、家庭用の年賀状は出さないことにしました。
年賀状をいただいた方に、お返事として、寒中お見舞いを送らせていただいております。

寒中お見舞い

寒中お見舞いでしたら、あえて喪中のようなことを記す必要はないですし、なにより出してもいい期間が長いので、年が明けてゆったりした状態でつくったり、文章を書いたりできるのがいいところ。

たとえば、なかなか集まらない家族でも、年末年始にはそろうことも多いでしょう。そこで撮った、直近の家族写真を使ってもいいのですよね。

様々な切手を貼った寒中お見舞い

わが家は余裕のあるお正月中、夫につくってもらい、いただいた皆さんの年賀状を一枚一枚丁寧に拝見しながら、慌てることなくお返事することができました。

好きな切手を購入し、その方のお顔を想像しながら選ぶのも楽しかった。

いろいろなことが多様化する時代。常識にとらわれることなく、無理なく続けられるご挨拶状も悪くはないのかなと思っております。

【若松美穂(わかまつみほ)】

お金をかけずにセンスと工夫でおしゃれに暮らすカリスマ主婦読者として、生活情報誌『ESSE』や『サンキュ!』などで紹介され人気者に。2011年、心理カウンセラーの資格を取得。主婦業のかたわら、エッセイストとしての執筆活動のほか、講演、各メディアへの出演など多方面で活躍。夫と娘2人、母親の5人家族。埼玉県在住。公式サイト「

“いま”と“みらい”のへや

」にて最新情報を更新中