子どもがいるからリビングが散らかってしまうのは仕方ない、おしゃれなインテリアなんて二の次…と諦めていませんか?
ちょっとした収納の工夫があれば、派手色のオモチャや絵本もすっきり片づくうえ、子どもにとっても出し入れしやすくなるんです。
そこで今回は、2人の子どもの子育て中で、インテリアにお悩みの読者のお宅をプロが訪問。リビングのキッズスペースを、すっきり見えるよう改造していただきました。
キッズスペースは、目にうるさいものを隠す工夫をすればすっきり
読者Uさんのお宅では、子どもたちがリビングで遊ぶので、どうしてもリビングに派手な色のオモチャなどが増えてしまったそう。
そんなUさん宅のリビングのキッズスペースを見た、ルームスタイリストの村上直子さんは、「オモチャ類は、見せると隠すのメリハリをつけたしまい方にするのがおすすめ。圧迫感のない、落ち着いた雰囲気になりますよ」とアドバイス。
さりげない目隠しの工夫や収納グッズ使いで、おうちを変身させていきます。
ままごとキッチンや、オープンシェルフ周りのオモチャや絵本で、雑然とした印象。
[AFTER]カラフルで目にうるさかったオモチャがモノトーンのケースに収められ、かっこいい雰囲気にガラリとチェンジ! 子どもため、出し入れのしやすさも改善されています。
●絵本は木箱に立てて背表紙を目隠し
絵本は背表紙を上にして木箱にイン。Uさんが目を輝かせ、「なるほど、これなら子どもも取り出しやすく、カラフルな背表紙が周りからは見えません。キャスターつきで子どもが片づけやすいのもうれしい!」と絶賛。
●オモチャの収納ケースはモノトーンで統一する
派手なオモチャは、モノトーンのボックスに移し替えます。
数字入りのカゴはお兄ちゃんと弟で分けました。
「イケアのケースを使って、内側の色別に戦隊もの、キャラクターものを入れると子どもも片づけやすいですよ」(村上さん)
小さいブロックは放り込めるボックスにしまうことにしました。
●棚の上は余白をつくる
[BEFORE]チェストの上に、FAXつき電話機や写真立てが所狭しと並ぶ様子に「置くものを絞って余白をつくりましょう」と村上さんがアドバイス。
「中央でなくサイドに寄せて置いたり、電話を子機に変えることでこんなにすっきりするんですね!」とUさん。
●棚は木製のものだけにする
[BEFORE]木製家具のなかでひと際浮いていた半透明のプラスチック棚。
「素材の違うこの棚も、インテリアをチグハグにしている要因です」と村上さん。キッチン横の収納庫に移動し、リビングはナチュラルな木製家具で統一しました。
●なにも飾らない壁をひとつつくる
[BEFORE]あらゆる壁に絵やカレンダーをはっていると、それだけでゴチャついた印象…。なにも飾らない壁をひとつ設けることで、空間のメリハリが演出できます。