4月から新しい生活が始まり、なにかと気疲れすることも多い時季。せめて家にいる時間は、居心地のいい、きれいなリビングでくつろぎたいものです。家族が集まるだけに私物が散乱しがちなリビングですが、ものが多くても片づいて見えるにはコツがあるのだそう。

そこで、「リビングが散らかってくつろげない!」とお悩みの読者宅を、整理収納のプロ・吉川永里子さんが訪問し、直々に改善。少しの工夫で暮らしが変わるアイデアは必見です。

リビングに集まる私物は、人やジャンル別にスペースを区切る

読者Мさんは、共働きで子育て中。片づけはいつも後回しになってしまうそう。また近所に住む両親が子どもの面倒を見にきてくれており、リビングにものをもち込むため、さらにごちゃついてしまうという事情も。

そんなМさん宅のリビングを見た吉川さんは、まず目を引くオープン棚の整理に着手。散乱する私物を、人やジャンル別に区切りましょうと提案しました。

「しまう場所が決まると、探し物が格段に減ります。インテリアを損なわないおしゃれな収納グッズも取り入れていきましょう」

【BEFORE】

ワークスペース
雑然とした雰囲気のオープン棚
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リビングにある、おしゃれなつくりのオープン棚ですが、雑然としてしまいイマイチな雰囲気。夫と父親の私物が混在しているそう。

【AFTER】

ワークスペースアフター

ボックスやファイルケースを使い、夫スペースと父親スペースを左右でしっかり区分け。机の下には、パソコン周りのものや掃除機グッズを使いやすく収納しました。

●黒と白で左右に振り分け人の区別を明確に

黒と白で色分け

棚を左右で分け、黒は夫、白は父親のものを入れるスペースとすることに。

「男性や子どもは、わかりやすい色分けがベスト(笑)。区切って明確にすると、使ったあともきちんと片づけてくれるはずです!」(吉川さん)

●掃除グッズは足元と決め、机の上はいつもすっきりと

掃除グッズは足元

机の上や棚にまで散らばっていた掃除グッズは、足元を定位置に。

「掃除機のノズルなどゴチャつきがちなものは、専用のボックスにまとめれば迷子にならず、戻すのもラクですよ」と吉川さん。