インスタグラムなどのSNSには、すてきなテーブルコーディネートとおしゃれなフードで仲よしをもてなすホームパーティの写真がたくさん投稿されています。「おもてなしは楽しそうだけど、うちでは無理」なんてあきらめていませんか?

 テレビや雑誌で活躍する、整えアドバイザー・阪口ゆうこさんは、ホームパーティを頻繁に楽しむといいます。ハードルが高く感じられるホームパーティを、無理せず、ストレスフリーに行う秘訣を教わりました。

ホームパーティに立ちはだかる3つの関門を解決

 人を招いてパーティをしてみたいけどなんだか面倒なことが多そう…。そんな思いで“パーティスピリット”にストップがかかっていませんか?工夫をすれば、面倒なことは一切なく、むしろメリットがいっぱい!

 とくに子どものいるわが家では、お店のように周りのお客さんを気にすることもなく、子どもは子ども同士で遊んで、大人はお酒も楽しめるホームパーティは、とっても気がラク。よくあるホームパーティのお悩みの解消法をお伝えしつつ、わが家流のパーティスタイルをご紹介します。

・お悩み1)だれを招くか気を使う

だれを招くか気を使う
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 まずは、だれを招くかが重要。そこは自宅でやるんだから、ホストの都合をとおしちゃってOK。キャパに適した人数で好きな人を集めましょう!

「この人呼んだからあの人も呼ばなきゃいけないかしら…」なんて考えていったら、果てしない人数になっちゃいます。経験ありです。わが家が立ち食いそば屋と化していましたよ…。

 とはいえ、あとからもめないためには、ゲストの基準を明確化するというのも大切です。たとえば、夫主体の集まりだから、お父さんが参加できる家庭だけに絞って声かけしたとか、お酒を飲む人だけで集まったとか、理由があればトラブルを防げます。

「忙しい」とよく口にしていたから、気を使って誘わなかったというのも立派な理由。基準に当てはまる人は全員呼ぶ。当てはまらない人は呼ばない。

「〇〇さんと××さん仲悪くなかったっけ…」などのゲスト同士の間での好き嫌いは考慮しない。なんとなく呼ばなかったというのがトラブルの元なので、ほかの人にもわかるほど、基準を明確にすることが大切です。

・お悩み2)料理に自信がない

料理に自信がない

 料理が面倒だったり、たくさんのゲストをもてなす量をひとりで準備する自信がなかったりすれば、みんなで分担すればいいのです。「私はメインの料理をつくるね」「サラダをだれかにお願いしてもいい?」「じゃあ私はパンを買っていこうか」「私はデザートを準備するね」などなど…。

 当日のメニューや、だれがなにを持っていくかのやりとりは、LINEで参加メンバーのグループをつくって共有するとムダがありません。材料費は割り勘するのもいいですが、「みんな予算1000円でお願いしていい?」と、お金のやり取りが発生しなくていいようにするのも超楽チンでおすすめです。

・お悩み3)食器などの準備が大変

 なんだかんだで10人ぐらい好きな人呼んじゃって、食器の数がたりない…。あらためて人数を考えてみたら、それだけで準備が面倒になってしまった…。そんなときは、駆け込み寺の100均ショップに頼りましょう!

 わが家では、洗わなくていいように紙皿と紙コップ、割り箸を準備します。テーブルも、掃除がラクなように使い捨てのテーブルクロスをオン。最近は、素材も種類も豊富で、かわいい柄のものもあるので、お気に入りが見つかると思います。

 使い捨てできるので、片づけの手間賃と考えたら、とてもコスパのいい選択ではないでしょうか。

食器などの準備が大変

 今となっては、ホームパーティ大好きなわが家。十何人もリビングに入るの!?と思われるかもしれませんが、入らなければベランダだって、庭だってOK。基本は立食で、気が向いたら好きなところに腰かけてもらいます。初めから完璧にもてなそうと思わなくても大丈夫!

 思いついたら人を招く。わが家でそんな風に気軽にパーティができるようになったのも、何度も何度も上記のプロセスで経験を積んでいったから。友達とのつき合いも、ホームパーティを通じて深めていけたと思います。

 ためらわずに、レッツパーリーピーポー!

【阪口ゆうこさん】

整えアドバイザー。夫、小学生の長男、長女の4人暮らし。自宅セミナーで収納や時短家事など暮らしをスムーズに回す工夫をレクチャーする。著書『

家族がいちばん。だからきちんと選べる。きちんと使える。ゆるミニマルのススメ

』(日本文芸社刊)が発売中。
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