年末の念入りな大掃除から約1か月。2月に入り、そろそろリセットの効力も薄れて、汚れがちょっと気になり始める時期です。毎日使う洗面所は、水分やホコリ、抜け落ちた髪の毛などゴミや汚れの原因となるさまざまなものにさらされる場所。ちょっとおろそかにしている間にヌメリやカビがいったんこびりついてしまうと、取り除くのは至難の業…。日頃から掃除を徹底できればいいですが、それもなかなか難しいもの。

 でもじつは、こうした事態を避けるためのちょっとしたコツがあるのです。洗面所を使うなら、汚れ予防のためのちょっとしたひと手間を習慣にしてしまいましょう。家族みんなで徹底すれば、洗面所掃除の負担がずっとラクに。快適にきれいな洗面所を使い続けることができます。FCG総研監修のもと、汚れを防止、汚れをためないためのお役立ちアイデアをご紹介します。

洗面所をきれいに保つ!掃除をラクにする!汚れをためないアイデア

●歯みがきコップは置かずにつるして、ヌメリを防止

歯みがきコップは置かずにつるす
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濡れたままにしておくと汚れがたまったり、ヌメリがこびりついたりと、意外に不衛生になりがちな家族で使う歯磨き用のコップ。吸盤式のフックなどを使って、つるしてしまうとよいでしょう。乾きが早いので、底のヌメリ防止に。コップを洗う回数も減るうえに、掃除の際にわざわざどける必要がないため、スムーズに作業することができます

●ドライヤーを使うときはバスタオルで髪の毛をキャッチ!飛び散り防止に

ドライヤーを使うときはバスタオルで髪の毛をキャッチ

入浴後にドライヤーをかける際は、体をふいたバスタオルを下に敷いて行います。バスタオルが落ちた髪の毛をキャッチ。家族みんなで習慣にしてしまいます。終わったらゴミ箱の上でさっと髪の毛を払い、バスタオルを洗濯機へ

●スポンジをすぐ使える状態に!気づいた汚れはすぐ落とす

はりつくスポンジで気づいた汚れはすぐ落とす

洗面台の鏡などにはりつくスポンジを取り入れるのもあり。洗顔や歯みがきのついでに、気になった汚れを落とせて便利です。洗面台の上に置いておくのと違って、水気もよくきれて清潔、じゃまになりにくいのもメリットです

●朝、顔をふいたタオルで洗面台も掃除

朝、顔をふいたタオルで洗面台も掃除

毎朝の洗顔後は、顔をふいたタオルを使って、ついでに洗面台をひととおりふき上げてから洗濯機へ入れることを習慣にしましょう。水気が取り除けてヌメリ防止になるうえ、シンクもピカピカに。毎日の習慣にすれば、タオルに汚れはほとんどつきません

●バスマットは入浴のときだけ敷く

バスマットは入浴のときだけ敷く

水分をよく吸うからと選びがちな生地の厚いバスマット。つい洗濯が面倒になって敷きっぱなしになり、カビの原因にも。代わりに薄いタオル地のバスマットを使って、入浴のときだけ敷く習慣にしましょう。使用後はいったんかけて乾燥させ、翌朝洗濯機へ

●家族には浴室で歯みがきをしてもらう

家族には浴室で歯みがきをしてもらう

洗面所で歯をみがくと、どうしても歯みがき粉が飛び散って鏡を汚してしまいます。家族全員、浴室でみがくのを習慣にしてはいかがでしょう。洗面所の鏡はいつもピカピカ。掃除の回数もグッと減らせます

●洗濯機のゴミ取りネットは毎回洗ってカビ防止を

縦型洗濯機についているゴミ取り用ネットは、カビの温床になりがち。洗濯をするたびにネットのゴミを取って洗い、裏返して乾燥しやすい状態にしましょう。これならいつもきれいで、洗濯槽内の黒カビを減らすこともできます