今や「コア(体幹)」や「インナーマッスル」なんて言葉は、意識高い系の人々にとって常識です!ダイエットやフィットネスを成功させるのに、それらが重要な働きをしていることも常識です!でも、私のだぶついたウエストにとっては非常識です…(涙)。というわけで、今度パナソニックから「だれでも楽しく、ラクに使える」体幹トレーニング機器が発売されると聞き、発表会に行ってきました!

見た目はまさに椅子!マシン感がないことに驚く!

見た目はまさに椅子
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 その製品は「

コアトレチェアEU―JC70

」。いわく「椅子がV字型に動き、座ってバランスをとるだけで体幹全体を鍛えられる」ということですが、見た目はまさにチェア(椅子)そのもの。色はレッドとブラウン。乗馬マシン的なものを想像していたので、これはちょっと意外です。しかも座り心地もよさそう。腰掛けながら、スパーリングワインを片手にクラシック音楽を聴いても似合いそうな、ラグジュリアスな雰囲気まであります!

コア(体幹)とインナーマッスルが大事な理由

 ここで常識のおさらいをすると、体幹とは手足頭を除いたいわゆる胴体の筋肉のこと。インナーマッスルは、ざっくりいえば身体の奥にある筋肉。体幹筋の中では、内腹斜筋、腹横筋、多裂筋がそれに当たります。体幹、とくにインナーマッスルが弱まると、身体にさまざまな不調が現れます。太りやすくなったり、姿勢が悪くなったり、下腹がぽっこりしたり、腰痛や肩こりになったり…。

 逆にインナーマッスルを鍛えると、基礎代謝が高まり、太りにくくなります。「だったら、鍛えればいいじゃない」という話ですが、これがなかなか難しい。私もプランクやハンドニー(まあ、トレーニングに一種です)をやってみたことがありますが、まさに「やってみた」で終わってしまいました。

 しかし、このコアトレチェア、そのハンドニーより簡単で効果があるというじゃないですか!期待が膨らみます。

コアトレチェア

いざ、コアトレチェアを体験!インナーマッスルに刺激が!

 コアトレチェアに腰を下ろす前に、自分の体幹がどの程度のものかを調べる簡単なテストがありました。片足立ちで両手を前に伸ばしたまま10秒静止することができれば体幹はしっかりしているということでしたが、3秒ももたずにグラグラです…。

 さて、コアトレチェアに座ってみます。ゆっくりした動きから徐々にスピードを上げてみたのですが、速くするとなかなかハード。びしびしインナーマッスルが刺激されている感じです。足を伸ばしたり、身体をひねったり、また座面の形を変えたりすると、違った筋肉が使われているのがよくわかります。動きを速くし、姿勢を変えても、骨盤がエアーバッグで固定されているので、体勢が崩れるということはありません。

コース監修は体幹トレーニングの第一人者

コース監修は体幹トレーニングの第一人者
 コアトレチェア

にはあらかじめ自動コースが用意されていて、目的に応じて選ぶことができます。「全身コアトレコース」「おなか・ウエストコース」「下腹・骨盤底筋コース」の3つ。各コースについてトレーニングの「強/弱」を選ぶことができ、チェアの速さも調節可能。それとは別に「ストレッチコース」というものがあって、それぞれのコースの前後にストレッチをするとインナーマッスルに効果的に働くということです。1つのコースは1回15分(目的に合わせて5分単位で調整可能)で、1日1回~2回が目安だそう。これくらいなら私でもできるかもしれません。速度を遅くすれば、テレビを見ながらでもできそう。ちなみにコースを監修したのは、サッカーの長友佑都さんら数々の有名アスリートのトレーナーとしても活躍しているプロトレーナーの木場克己さんです。

3コースある

 発売は2017年2月下旬。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は30万円前後(税抜)とのこと。新米編集者には棒高跳び並に高いハードルですが、モニター調査の結果も魅力的です。木場さんが毎日自宅にいるのだと思えば、それもまた魅力的です!

<取材・文 ESSE編集部>