好きなもの買いたしていくと、いつの間にか靴であふれてしまいがちな玄関エリア。ものに振り回される暮らしから距離を置きたい。そう考えたスタイリストの折原陽子さんは、今、お宅で実践する“ものを減らすための工夫”にたどり着いたと言います。すっきりとした玄関づくりについて、話を伺いました。

_NKN1091sasi
すべての画像を見る(全4枚)

総量を決める!愛着を持つ!すべての靴を気にかける

 秘訣は厳選すること、流行に振り回されずにメンテナンスして長く使い続けていくこと。多くの靴に頼ることなく、折原さんの玄関はすっきりをキープ!

●靴は8足で十分。ときどき姉と交換してラインナップを一新

ときどき姉と交換してラインナップを一新

現在持っている靴は、ゲタ箱4段に並べた8足のみ。「2つ上の姉と足のサイズが同じなんです。そこで、お互いタイプの違うものを貸し借りしたり、譲ったりしてうまく循環させています。普段は、この8足あれば、十分間に合います」

●大好きな白スニーカーは枠の範囲内なら何足でも

白スニーカーは枠の範囲内なら何足でも

白スニーカーは3足所有。「決めた枠内、つまり総量の8足に納まるなら、そのうちの何足になっててもOKとしています」。メンズライクな服にはキュートなもの(右)、ジーンズにはコンバース(中)、トップスが甘めのブラウスならごつめ(左)と使い分け

●メンテナンスをして長く大事に履き続ける

6~7年は履いているというお気に入りのショートブーツ。「ヒールの高さがちょうどいいんです。後ろのボタンをアンティークのものにつけ替え、まめに磨いて大切にしています。今度底をはり替えて、まだまだ履き続けるつもり」

●フォーマルな靴は茶と黒1足ずつあればことたりる

茶と黒1足ずつあればことたりる

冠婚葬祭や学校の行事など、フォーマルな場にはこの2足。「茶と黒のひもの革靴があれば、どんな服でも大丈夫。黒いのは姉から譲ってもらったものです」。どちらも履き込んでいい味が出ています

【折原陽子さん】

スタイリスト、雑貨店「yuzuri」(現在お休み中)オーナー(39歳)。夫(44歳)、長女(16歳)、二女(14歳)の4人と愛猫2匹とともに埼玉県に暮らす。ナチュラルな感性を生かした、暮らしに優しく寄り添うもの選びに定評あり