平日にラクができる! と、つくりおきがブームです。一方で、「たくさんつくっても、飽きてしまう」「週末にそこまで料理したくない」という声も。
料理をしっかりつくりおきしなくても、残った野菜や傷みやすいものを、使いやすく調理して冷凍しておくだけでも、普段の料理がグンとラクに。
ここでは、おもてなしプランナーで、料理教室も主宰する高木ゑみさんに、活用頻度の高い冷凍ストックのつくり方を教えてもらいました。
残った野菜や傷みやすいものは、使いやすく調理してから冷凍
「野菜は基本的に、新鮮なうちに食べきるようにしていますが、すぐに風味が落ちてしまう薬味は冷凍にしています」と高木さん。
少しずつ残ってしまった野菜は、炒めるなど加工してストック。日々の調理の時短にもなります。
●ホウレンソウ
束を半分に分け、上下を交互にしておくと茎と葉をバランスよく使えます。
●パセリ
パセリは葉だけを摘んで冷凍用保存袋に入れ、空気を抜かずに密閉して凍らせます。完全に凍ったあと、袋の上からもむとバラバラになり、みじん切りの手間が省けます。
●ショウガ
ショウガは7~8mm厚さに切って冷凍。凍ったまますりおろしたり、半解凍にすれば刻んで使えます。
●ミックスベジタブル
タマネギ、ニンジンのほかに、残った旬の野菜を炒めてストック。チャーハンやオムライスなどに活用します。
●炒めタマネギ
くし形に切り、あめ色になるまで炒めて冷凍。スープや煮込み料理に入れると、短時間で深い味に。
●ミョウガ
合わせて使うショウガと一緒に粗みじん切りにしてセット。凍ったまま冷ややっこや麺類にのせて。
●油揚げ
熱湯をかけて油抜きをし、ペーパータオルでよく水気をふきます。使いやすい短冊に切ってから冷凍すれば、調理時もラクちん。
●教えてくれた人
【高木ゑみさん】
料理家、おもてなしプランナー。イギリスやオーストリアなどの海外留学をきっかけに料理の道へ。料理教室「ガルシェフ」を主宰。独自の台所メソッドが人気に。近著に『やる気の続く台所習慣40』(扶桑社刊)
<撮影/山田耕司 取材・文/ESSE編集部>